2001年に公開されたジブリ映画「千と千尋の神隠し」は、神様が過ごす不思議な町を舞台にした物語。
この映画の冒頭で、千尋たち家族が迷い込んだ町にはさまざまな食べ物屋が並んでいたのですが、その中に「人肉」と書かれたお店があったのは気づきましたか?
本当に人肉があったら恐ろしすぎますが、神様の世界なのでなきにしもあらずですよね。
また、その他にも「めめ」や「生あります」といった、初見では理解できないような看板も目につき、どういう意味なのか疑問に思うこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、【千と千尋の神隠し】人肉の食べ物屋があるのか、「めめ」や「生あります」の意味も徹底解説します!
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【千と千尋の神隠し】人肉の食べ物屋がある?
千と千尋の世界の商店街はどこかで見たことあるような景色だけど、よく見たら”人肉”って書かれてたり何を扱ったお店なのか分かりそうで分からなかったり、記憶と矛盾した気持ち悪さみたいなものを感じてすごい好きなんだ… pic.twitter.com/FTiFswFxz9
— ひいろ (@hii__89_) August 24, 2022
実際に食べ物屋が並んでいるシーンを見ると、「人肉」と書いてある食べ物屋が本当にありました。
誰もいない町で「人肉」と書いてあるお店があったら怖くなってしまいそうですが、千尋の両親はおかまいなしにどんどん町中にはいっていきましたよね。
怖いもの知らずですが、その結果、豚の姿に…。
豚の姿になってしまったのは、もしかして「人肉」と関係があるのでは?と疑ってしまいそうになります。
どういう意味の「人肉」という食べ物屋なのかを調査してみました!
「人肉」と書いてある店があった!?
#千と千尋の神隠し #ジブリ
千と千尋のワンシーンなんやけど人肉って書いてある店見つけた、、 pic.twitter.com/VDbHhsvyGy— まっくす (@rikimax5) March 6, 2021
千尋たち家族が迷い込んだ町中には「人肉」という食べ物屋があり、SNSでもその文字を見つけたと恐れている方たちでざわついていました。
他にも「自由市場」「骨」「蟲」など、不気味で怪しい雰囲気が満載ですよね。
しかし、千尋の両親は気にもせず進んでいき、周りには誰もいないどころか、切り株に包丁が刺さっていたり、斧みたいなものがあったりと明らかに何かを捌くような感じがしました。
子供からすると恐怖で、何か怖いことが起こるのではないかと思ってしまいそうです。
青蛙がリンについていた千尋の匂いを嗅いだシーンで、「うまそうな匂いだ」と言ったのは意味があったんですね。
人肉と書いてある食べ物屋については何の店かはわかりませんでしたが、やはりあの世界では人は食べ物になるのかもしれません。
千尋の両親も食肉用に?
3歳半の娘に初めて千と千尋を観せたら、両親が豚になるシーンで本気でびびってまして、その頃ラストまで「何で豚になったの⁉︎パパは食べないでね⁉︎」って何回も言ってました。
親が豚になったら絶望しますよね。
最後まで観て元に戻った所まで見て安心してました。
3歳児に2時間見せるジブリ凄い pic.twitter.com/UyuhMqViBU— 忠勝 パパ模型趣味 (@Tadakatu03) July 29, 2023
映画の中の世界でもし人肉を食べるのだとしたら、千尋の両親はそこに暮らす人たちに食べ物の匂いでおびき寄せられたのかもしれません。
いい匂いのする方へと進む父親は、徐々に動物のように鼻をヒクつかせており、餌を探しているようでしたよね。
美味しそうな食べ物をみつけた両親は、まるで豚のようにがっついて食べ、その勢いはとまりませんでした。
その結果、豚となってしまい、千尋と意思疎通すらできない豚そのものの姿になってしまったのは切なかったです。
食肉用の豚の檻に入れられたことから、やはりこの世界に迷い込んだ人間は神様、あるいはそこに暮らす人たちに食べられるということなのではないでしょうか。
それについては、次に詳しく解説していきます!
【千と千尋の神隠し】「めめ」や「生あります」の意味も解説!
先日ジブリパークで千と千尋の神隠しのポスター眺めてたら…😳笑#めめ pic.twitter.com/M63vKQG1OO
— (´u`) (@megurorennofan) November 16, 2022
「人肉」の食べ物屋について解説しましたが、他にも「めめ」や「生あります」といった看板もありましたよね。
これには様々な説があるのですが、一番有力なのは「夢があります」という意味。
それについては、これからさらに詳しく説明しますので、ぜひご覧ください!
町中のいたるところにある「め」という文字、そこには宮崎駿監督の遊び心が隠されていたのかもしれませんよ♪
「めめ」と「生あります」の意味を調査!
千と千尋の神隠しでとにかく“めめ”が多発しててオタクは声を上げそうになった😂
劇場のポスターにもめめ🥺🐶 pic.twitter.com/1jTg5fvZQU— miru (@miru_suu) July 5, 2020
湯屋周辺の食べ物屋には、「めめ」や「生あります」と書かれた看板が多数ありました。
これを見た方は、直接的に「目があるってこと?」「生の目が食べられるのかな…」と少し怖いイメージを膨らませている方もチラホラ。
この言葉の意味については公式では発表がされていませんので、実際のところわかりませんが、ネットやSNSでは様々な考察が繰り広げられていました。
この映画のメインの舞台となる湯屋ののれんの「ゆ」と、その油屋という屋号も油(ゆ)です。
そして湯屋の周りには「め」や「めめ」という字やそれをかたどった看板もたくさんありましたよね。
それを合わせると、「ゆ」「め」になり、「生あります」も付け加えて「ゆめ(夢)があります」となるのです!
宮崎駿監督が、この映画は少し異様ではあるけど「夢がある」ということを伝えたかったのかもしれませんね♪
由来はつけ義春の「ねじ式」?
千と千尋の神隠しで、湯屋の途中の「生あります」の店の右の壁面が分かる資料って何かあるのかなー
この右を見たいのだが、映画ではギリギリここまでしか映らないんだよね pic.twitter.com/FGMmKYpGfj— めがぬ (@meganunu) August 23, 2020
さらに詳しく調べていくと、「めめ」の由来はつけ義春作品集の「ねじ式」ではないかという噂があります。
メメクラゲに噛まれた主人公が、死の恐怖に包まれながら医者を求めているうちに漁村のような奇妙な町を放浪したお話。
また、この作品集の絵も見てみると、目の絵が書かれた看板がいろいろな場所になり、まるで映画の中の「め」と同じようでした。
この作品集は目の絵が書かれた看板や壁画ばかりで怖い感じですが、映画で文字に変えたのは子供たちに配慮して「め」に変えたのではないでしょうか。
まとめ
千と千尋の神隠しをTOHOシネマズで観てきました!最初の店のシーンで看板に人肉って書いてあって怖かった!けど映画館で観ると迫力があったな!#千と千尋の神隠し #一生に一度は映画館でジブリを pic.twitter.com/72NMtKGKt2
— KENMAチャンネル (@KENMAchannel) July 9, 2020
【千と千尋の神隠し】人肉の食べ物屋があるのか、「めめ」や「生あります」の意味も徹底解説しました!
実際に千尋たち家族がいた町には、「人肉」という食べ物屋やその他にも不思議な文字がたくさんあり、異様な雰囲気がありましたね。
「めめ」や「生あります」の看板もたくさんあり、直接的に考えたら「生の目があります」と、この世界では人間のことを食べるのかと想像してしまいます。
この言葉には「夢があります」という意味という説などもあり、他の説を見るのも楽しいですよね。
そんな「千と千尋の神隠し」は、2024年1月5日に金曜ロードショーで放送されます!
「めめ」や「生あります」以外にもどんな文字が隠されているか探してみてはいかがでしょうか♪