メアリと魔女の花

メアリと魔女の花|原作との違いは?小説のテーマや映画での新要素も解説

メアリと魔女の花 原作との違い
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2017年夏に公開された、スタジオポノック映画の『メアリと魔女の花』。

この映画には、原作となる小説があるのをご存知ですか?

イギリスの女性作家の「小さな魔法のほうき」という小説が原作となっています。

ぴよ吉
ぴよ吉
小さい頃読んだことある人も多いみたいだね!

メアリと魔女の花を映画化する際に、小説のテーマは変えずに新たな要素を加えることで、より冒険ファンタジーな作品にしたのだそうです。

そして、原作との違いはあるものの、根本的なテーマはそのままで映画は完成しました。

そのスタジオポノックがこだわったテーマとは一体なんなのか。

映画と原作との違いとともに、徹底調査してみたのでぜひご覧ください!

 

原作との違いは?

メアリと魔女の花の原作は、イギリスの「魔法のほうき」という小説が元になっています。

原作を読んだことがある人は映画を観たときに、「こんな内容だったっけ?」となる人もいるくらい、まるで違う物語を観ている感覚になるそう。

原作を、よりファンタジーな物語にしたのがメアリと魔女の花です。

ぴよ吉
ぴよ吉
魔法の世界ってワクワクするよね!

「ドキドキやワクワクに満ちたエンターテイメント作品を目指す」と語った米林宏昌監督は、どのような物語にしたのでしょうか。

原作と映画では、物語にどのような違いがあるのか見ていきましょう!

 

イギリスの小説が原作?

映画の原作となった小さな魔法のほうきは、1971年に発表された児童書です。

日本語訳は1976年にあかね書房から刊行されていますが、今は絶版となってしまっているそう。

ぴよ吉
ぴよ吉
新訳は出てるみたいだね。

原作者はメアリー・スチュアートという女性の方で、英国では有名な作家です。

小さな魔法のほうきは、魔法もののファンタジー作品の原点とも言われているのだとか。

本の内容も読みやすく、テンポの良い描写に引き込まれて、あっという間に読み終えてしまうので、子どもにも人気の本です。

今はなかなか手に入らないので、図書館で借りて読む人も多いんだそうですよ!

ぴよ吉
ぴよ吉
米林監督も図書館でこの本に出会ったんだって♪

 

原作との違いを調査!

それでは、映画と原作との違いを見ていきましょう!

原作の小説では、映画の大まかなあらすじは同じです。

違う点はというと、原作ではメアリが恐ろしい魔法の世界へ迷い込んでしまうホラーな感覚を味わえますが、映画ではファンタジー要素が存分に組み込まれているのでホラー感は感じません。

ぴよ吉
ぴよ吉
子供でも楽しめるような映画にしたかったのかな!

さらに原作との違いは、物語の後半部分で感じる人が多いとのこと。

原作では、魔法の大学の人々が黒猫ティブを襲うなど怖い存在として描かれていました。

一方映画では、魔法界にいる人たちはなにも悪い人ばかりではないと描かれているため、原作ほどの怖さは感じず、小さな子供でも物語を楽しむことができます。

映画も原作である小説も、それぞれの世界観があるようですね。

ぴよ吉
ぴよ吉
子供から大人まで楽しめる物語だね!

 

小説のテーマや映画での新要素も解説!

原作となった小説のテーマは、「ほんの少しのきっかけで大きな勇気が持てる」ということ。

何をやってもうまくいかず、毎日退屈に過ごしていたメアリが、黒猫ティブの為に必死に頑張る姿には勇気をもらえます。

ぴよ吉
ぴよ吉
思わず応援したくなっちゃうね!

さらに映画では、魔法には頼らずに自分の力で道を切り開いていくメアリの姿が描かれていました。

魔法なんかいらない、というのも原作にはなかった映画オリジナルの新要素です。

小説のテーマと映画の新要素について、この後もっと詳しく解説していきますね!

 

小説のテーマを解説!

小説のテーマは「小さなきっかけで大きな勇気を持つことができる」ということだと思います。

メアリは退屈な日々を過ごす、ごく平凡な女の子。

そんな彼女がひょんなことから魔法の世界へ行き、大切なものを守るため、勇気を出して悪に立ち向かいます。

ぴよ吉
ぴよ吉
勇気を持って敵に立ち向かう姿に感動しちゃう!

小さな魔法のほうきは、主人公の正義感と優しさ、そして勇気にこちらもハラハラドキドキしながら読める物語。

どこにでもいるような女の子が勇気を持って敵に立ち向かうのは、親近感も湧きますし、勇気を与えてくれますね。

 

映画では新要素も加えてさらに良い作品になった?

映画メアリと魔女の花では、原作にはなかった新たな要素を加えて、物語をよりパワーアップさせたそうです。

ぴよ吉
ぴよ吉
小説のテーマはそのままなんだよね!

物語の序盤から中盤までは原作のストーリーに沿って展開していきますが、中盤以降はほぼオリジナルのシナリオに変えています。

特に原作は、魔法界の住人は怖いイメージになっていますが、映画では魔法界の住人も悪い人ばかりではない描かれ方になっています。

映画のラストでは、魔法の力に頼るのではなく自らの力で立ち向かっていくということを伝えているように感じるストーリーでした。

ぴよ吉
ぴよ吉
自分の未来は自分の手で切り開こう!

メアリと魔女の花は、原作をベースしているものの、より冒険ファンタジーを感じる壮大な物語として制作されたのですね。

 

まとめ

メアリと魔女の花の映画を観て、「似たような物語を読んだことがある気がする…。」となった人も多く、改めて小説を読んだという声も多いこちらの作品。

小説と映画それぞれが伝えたかった「勇気を持つことの大切さ」というテーマは多くの人に勇気を与えたのではないでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
新しいことにチャレンジしてみたくなったよ!

またメアリと魔女の花では、ファンタジー要素が多く盛り込まれているところが、原作との違いでした。

根本的なテーマはそのままでも、原作との違いがあるからこそ、映画も小説もそれぞれ楽しむことができますよね!

ぴよ吉
ぴよ吉
スタジオポノックの映像美も素晴らしかった!

12月15日の金曜ロードショーはメアリと魔女の花が放送される予定です。

まだ観ていない方も、もう一度観たい方も、この機会にぜひご覧ください!