となりのトトロ

となりのトトロと火垂るの墓が同時上映でトラウマ続出!順番はどっちが先?

となりのトトロ 二本立て
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1988年に公開された「となりのトトロ」ですが、実は「火垂るの墓」と同時上映だったのはご存知ででしょうか。

「となりのトトロ」と「火垂るの墓」は、同じ時期にテレビで放送されることが多いイメージですよね。

雰囲気が全く違う映画を二本立てにしたのには、何か理由があるのでしょうか。

またこの二つの映画を同時上映したことにより、トラウマを持ってしまった方も続出しているのだとか。

癒しのある「となりのトトロ」に比べて「火垂るの墓」は、戦争真っただ中の少し重い話なトラウマになってしまう方がいても仕方がないとは思いますが…。

ぴよ吉
ぴよ吉
トトロを見ると火垂るの墓が連想されちゃうのかな?

そこで今回は、「となりのトトロ」二本立ての理由はなにか、「火垂るの墓」と同時上映でトラウマになる人続出しているのかを調査してみました!

 

となりのトトロ】二本立ての理由は何?

1988年当時は、二本の映画を同時上映することは普通のことでした。

ジブリ作品は今ほど大人気とは言えなかったので、興行収入を考えると一本で映画公開することは不都合があったようです。

ぴよ吉
ぴよ吉
今では世界的にも大人気なのに意外すぎ!

しかも同時上映でもメインは「火垂るの墓」で、「となりのトトロ」はおまけのような感じだったとか。

どういうことなのか詳しく見てみましょう!

 

二本立てで公開されたのはなぜ?

「となりのトトロ」は当初、60分の中編作品として制作が進んでいたのですが、トトロ一本で劇場公開するのは、大人の事情で難しいと判断されました。

ぴよ吉
ぴよ吉
ラピュタの興行的失敗の後だったから特に厳しかったのかも。

そこで同じく制作検討中だった高畑勲監督の「火垂るの墓」を同時上映することで、公開にこぎ着けたのです。

そもそも新潮社が「火垂るの墓」を作らせる企画に、徳間書店が「となりのトトロ」と二本立てでゴリ押ししたのが発端だったとか。

要するに「となりのトトロ」はおまけのような作品だったようです。

当時リアルタイムで見たという方は、ジブリ二本立てというよりは新潮社作品(火垂る)VS徳間書店作品(トトロ)というイメージが強かったとの声がありました。

ぴよ吉
ぴよ吉
今考えるとなんだか信じられない!

もし今「となりのトトロ」を単独で公開したら、大盛況間違いないでしょうね!

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当時は二本立てが普通だった!

今の二本立ての映画を見る場合、全席指定席で劇場に入るタイミングも決まっています。

それ以外の順番や組み合わせでは見られず、二本立ての映画を見たら出て行かなければなりません。

ぴよ吉
ぴよ吉
それが普通だもんね。

しかし、昔は二本立てが主流だったので、見る順番は自分で決められますし、そもそもお金さえ払えば、一日中座っていても文句を言われることもないとか。

昔の二本立ての場合、続けて二つの作品が流れるわけではなく、一つの作品が終わると間に10分~15分の休憩があり、そのタイミングで入ったり出ていくことも可能でした。

要するに、「となりのトトロ」と「火垂るの墓」が間に休憩を入れながら流れっぱなしということだったのです。

ぴよ吉
ぴよ吉
トトロを見ようと思ったら火垂るだったってこともあるんだって。

 

【となりのトトロ】火垂るの墓と同時上映でトラウマになる人が続出している!?

先ほど述べましたが、昔は映画を見る形態が違ったのです。

そのことにより子供と「となりのトトロ」を見ようと入ったら、「火垂るの墓」だったとなることも。

ぴよ吉
ぴよ吉
入るタイミングが大事じゃん!

また、どちらもアニメなので内容をよく知らないで見に行くと、「火垂るの墓」があまりにも可哀そうな話でトラウマになるといった声もありました。

昔ならではの映画の見方があったので、避けられない部分があったのではないでしょうか。

それでは他にもどのようなことがトラウマに繋がっていたのかを、詳しく見てみましょう!

 

タイミングが悪いとトラウマになることも!

昔の映画館では、お金さえ払えばどのタイミングで見てもよかったので、「となりのトトロ」を見ようと思って来た人が入ると「火垂るの墓」だったなんてこともあったそうです。

ぴよ吉
ぴよ吉
ほっこりしようと思ったら悲しい話だと余計に衝撃を受けちゃうかも。

内容もよく知らずに見るので、清太と節子のあまりにもせつなく悲しい物語が衝撃で途中退席する人もいたのだとか。

また、「となりのトトロ」を見てほっこりした気持ちのまま「火垂るの墓」を見ると、その気持ちも打ち消されてトラウマになったということもありました。

当時同時上映で見たという方の中には、「となりのトトロ」を見ると「火垂るの墓」を連想してしまうので、トトロですら見れないと完全にトラウマになってしまった方も。

私が小学生ぐらいのとき、私の母が金曜ロードショーで「火垂るの墓」があると分かると悲しくなるから見なくていいと言っていたのを今でも覚えています。

ぴよ吉
ぴよ吉
今思えばお母さんもトラウマを持っていたんだね。

それぐらい「火垂るの墓」は、心がえぐられるぐらい悲しい物語となっているんですね…。

 

二つの物語の時代背景は10数年しか変わらない

この二つの物語は、実は10数年しか時代が変わらないのです。

清太と節子が戦争中に苦しい生活をしていた10数年後、サツキとメイはトトロを見つけて喜ぶ平和な時代が同じ日本だとは思えないですよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
10数年しか変わらないなんて驚き!

時代背景が違うだけで、節子とメイは同じ歳というのも皮肉ですよね。

自分の子供と重ねてしまう親もいるようで、それがさらにトラウマを持ってしまう原因になったことも考えられます。

「火垂るの墓」では日本の戦争を題材にし、またその10年以上経ったあとは平和に過ごしている日常を映し出した「となりのトトロ」。

同じ日本で平和に暮らしていても、戦争があったことを忘れてはいけないというメッセージだったのかもしれませんね。

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まとめ

今回は、「となりのトトロ」二本立ての理由はなにか、「火垂るの墓」と同時上映でトラウマになる人続出しているのかを調査してみました。

「となりのトトロ」と「火垂るの墓」が二本立てだった理由は、まだジブリ作品が今ほど人気ではなかったため、「となりのトトロ」単独で公開することは難しかったようです。

そこで制作検討中だった「火垂るの墓」と同時上映することで、公開することができました。

ぴよ吉
ぴよ吉
なんでもトトロはおまけのような存在だったらしいよ。

しかし「火垂るの墓」と同時上映したことによって、トラウマになったという方が多かったのも驚きです。

「となりのトトロ」を見ると「火垂るの墓」を思い出すから、見れないという方もいるほどだとか。

しかし、同じ年齢の子供の人生としてはあまりに対照的な二組の兄弟からは、何か大きなメッセージを感じ取ることができるのではないでしょうか!