天空の城ラピュタ

天空の城ラピュタで伝えたいことは?宮崎駿のメッセージも考察

ラピュタ 何を伝えたい
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ジブリを代表する映画作品といえば天空の城ラピュタでしょう!

ラピュタは、機械工の少年パズーと、飛行石を持つシータが出会い、飛行石を巡る陰謀に巻き込まれていく作品です。

この作品では、現実世界とは異なる独特な世界観が描かれており、天空に浮かぶ帝国や、謎のロボットが登場したり、何を伝えたいのか考察する必要がある作品なんですよね!

ぴよ吉
ぴよ吉
たくさんのメッセージが隠されてそうだよね!

監督の宮崎駿は、この作品にどんなメッセージを込めたのでしょうか?

今回は、宮崎駿がラピュタで、何を伝えたいのか、ロボットの謎などにも触れながら、隠されたメッセージを考察してきます。

 

【天空の城ラピュタ】 何を伝えたいか解説!

天空の城ラピュタでは、昔ながらの人間らしい暮らしをしている人々と、島を破壊できるほどの力を持った天空の城が登場します。

そして、普通の暮らしをしているパズーと、強大な力を持ち、野望を抱くムスカが対比として描かれていますよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
何もかもが違う2人が1人の少女を巡って争うことになるんだよね!

このような描写から、宮崎駿監督は、人間らしい暮らしの素晴らしさや、進化を続ける現代社会への警鐘を鳴らしていたのではないでしょうか?

まずは、ラピュタで何を伝いたいのか、細かく考察していきましょう!

 

ラピュタで何を伝えたいのかは人間らしい暮らしの素晴らしさだと考察!

ラピュタでは、両親を失い機関工で働く、天涯孤独な少年パズーが主人公です。

パズーは、辛い過去を持っていますが、13歳ながら飛行機を制作する頭脳と、技術を持ったすごい少年なんですよね♪

一方、この作品の悪役であるムスカは、若くして大佐に上り詰める能力はあるものの、己の野望のためなら、手段は選ばない残忍さを持っていました。

さらにムスカは、王族という生まれや、ラピュタという強大な力も持っており、主人公のパズーとは正反対に描かれています。

そして、最終的には強大な力を持っているはずのムスカが、普通の暮らしをしていた少年に敗北してしまうわけなんですよね!

このことから、地位や名誉、力などを持っていることよりも、人間らしい普通の暮らしこそ本当の幸せだと伝えようとしていたのではないでしょうか?

ぴよ吉
ぴよ吉
日々の暮らしが幸せってことが1番素晴らしいことだよね♪

主人公のパズーと、ヒロインのシータのその後は描かれていませんが、二人で幸せになっていたのだとしたら、より普通の暮らしの素晴らしさが身に染みそうですね。

 

進化する文明に対して警鐘を鳴らしている!

ラピュタでは、人間らしい暮らしが幸せだと伝えたいと考察しましたが、他にも伝えようとしていたことがあると思います。

それは、進化する文明に対しての警鐘ではないでしょうか!

この作品は、1980年代に制作されたということもあり、目まぐるしく現実社会が変わっていたことが考えられます。

そのため、様々なものが誕生し、社会はどんどん便利になっていたことでしょう。

しかし、便利になると同時に、公害や社会構造の変化など、多くの弊害が生まれたことも事実です。

ぴよ吉
ぴよ吉
確かに便利になるためにたくさんの代償を払ってきたことも事実だもんね。

これを見た宮崎駿は、現実社会への警鐘として、ラピュタで発展した文明の果てを描き、人間らしい暮らしを忘れさせない様にしようと思ったのではないでしょうか!

これからも、現実社会はさらに進化をしていくと思いますが、この作品を見て、一度立ち止まって考える時間も必要なのかもしれませんね。

 

【天空の城ラピュタ】ロボットの謎や宮崎駿の隠されたメッセージを考察!

天空の城ラピュタは、スタジオジブリ設立のきっかけになった作品であり、宮崎駿自身の家族などをモデルにしたキャラクターもいて、メッセージ性が強い作品です。

その中でも、劇中に登場するロボットは、多くの人が謎に感じたのではないでしょうか?

ぴよ吉
ぴよ吉
あのロボットって結局なんだったの?

あの謎のロボットは、高度な文明が過去にあったという、象徴的な存在として登場するのだと考えられます。

これを踏まえて、この作品を最後まで見ていくと、宮崎駿の隠されたメッセージが、文明の果てには滅びしかないなのではないかと考察できませんか?

次は、ロボットの謎や、宮崎駿がラピュタに込めたメッセージについて考察していきましょう!

 

謎のロボットは高度な文明の象徴!

ラピュタでは、名前も無い印象的な謎のロボットが登場します。

ロボットには、兵隊型と園丁型と呼ばれる2種類が登場しており、兵隊型の怖さと、園丁型の優しい雰囲気は、全く別の存在の様でしたよね!

ですが、この2種類のロボットは、役割が違うだけであり、大きさや性能などに大きな差はない様です。

さらに、このロボット達は700年以上活動が可能なようで、劇中では現代文明では存在し得ない、オーパーツのような扱いになっていました。

このことから、ロボットを登場させたのは、過去に今よりも優れた文明が存在することを示唆するためだったと考えられます。

なので、この謎のロボット達は、高度な文明の象徴と言えるでしょう!

ぴよ吉
ぴよ吉
そういうことだったんだね!ロボットだけでも深い設定があるんだなー。

ちなみに『ルパン三世』でも、見た目がほぼ同じロボットが登場しますが、同一というより、そのままデザインを流用しただけのようです。

また『風の谷のナウシカ』には、巨神兵が登場しますが、こちらとも関係がないということがわかりました!

次は、この謎のロボットから、宮崎駿の隠されたメッセージを考察していきましょう。

 

宮崎駿の隠されたメッセージは文明発展の果てには滅びしかないだと考察!

ラピュタでは、劇中の時代背景とは異なる、先進的で高度なロボット文明があったことが判明します。

しかし、この文明滅んだことにより、ロボットが使われていた時代より、劇中では人間らしい暮らしをしているんですよね。

宮崎駿は、まるで時間が逆行したかのような、ラピュタの世界観を描くことで、文明発展の先には滅びしかないというメッセージを伝えようとしたのではないでしょうか?

確かに、文明が進み便利になることは、人間にとって素晴らしいことです。

ですが、それが進み過ぎてしまうと、便利になり過ぎたからこその争いや、文明が崩壊するほどの出来事が起こるのではないでしょうか?

ぴよ吉
ぴよ吉
この世界もいつかそうなっちゃうのかな。そうならないように身近な幸せを噛み締めていこう!

現実世界でも、今我々が生きている世界は、文明が何度も滅んだ後の世界なんて、都市伝説的には言われていますが、ラピュタの世界もこれに近いものだと思われます。

宮崎駿は、文明が発展し豊かになる一方で、広がり続ける貧富の差や、核以上に強力で人間が扱えない兵器の登場など、恐ろしい未来を想像したことでしょう。

だからこそ、辛い過去がありながら、人間らしく幸せに暮らす勇気ある少年パズーが、この作品の主人公であり、富や名声、帝国の復興を求めるムスカが悪役だったと思います。

きっと、ラピュタという作品を見て、幸せとは何なのか考えて欲しかったのではないでしょうか。

 

まとめ

今回は、天空の城ラピュタという作品は、何を伝えたい作品なのか、ロボットの謎や宮崎駿の隠されたメッセージは何だったのか考察していきました!

ラピュタは、何を伝いたいのか考察していきましたが、人間らしい暮らしの素晴らしさを伝えたかったと考察します。

そうだとすると、高度な文明の象徴として登場した、ロボットの謎や、主人公の生い立ちなどもしっくりくるんですよね!

宮崎駿は、文明発展の先には滅びしかないという、隠されたメッセージを、我々に映画を通して教えようとしていたのではないでしょうか?

だからこそ、高度な文明が滅んだ後の世界を描き、人間らしい勇気ある少年を主人公にしているのだと思います♪

ぴよ吉
ぴよ吉
パズーのように一生懸命楽しみながら生きていくことにするよ♪

最近は、AIなどの発達がめざましく、日々新しい技術が登場していますよね。

そのような今だからこそ、この作品を見て、人間の原点に立ち戻る瞬間が、必要なのかもしれません。