ジブリ作品の中でも、特に人気が高い「千と千尋の神隠し」。
何度見ても謎が残るのは、番台蛙の”番台”とは番頭のことなのか…父役とはなんだろう…というもの。
さらに、真っ黒に焦げたトカゲか、それともヤモリか…あれは一体なんなのか気になりますよね!
千と千尋の神隠しに登場する、番台蛙とは番頭の意味なのか、そして父役とはなんなのでしょう。
そしてみんなが食べたそうにしているトカゲのような、それともヤモリなのか、黒コゲになった物体を徹底調査します!
Contents
【千と千尋の神隠し】「番台蛙」の父役とは番頭?
◎本日、6月6日は「#かえるの日」です。
ジブリ作品でカエルといえば、『千と千尋の神隠し』に蛙男がたくさん登場します。
宮崎駿監督は、カエルは人間に近いけれど半人前のイキモノと捉えて描いたそうです。 pic.twitter.com/7j1F37au6t— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) June 6, 2022
番台蛙と父役は別のもので、これに兄役を加えた3役が油屋の役職者であり、従業員たちと湯婆婆の間で働く中間管理職を担っているのです。
番台蛙とは、“番台”と呼ばれる風呂屋の入り口にある見張り台に座り、風呂の見張りをする役目のこと。
商家の使用人の中でトップにたち、主人に代わっていろいろ任される“番頭”とは少し意味が違いますね。
それぞれの仕事内容を調べてみた!
nobodyknows+の人だ!と思ったら千と千尋の神隠しの番台だった。 pic.twitter.com/35Gh7wGh7r
— 乾燥パンパ@悠然と集中 (@tainosuke_) December 20, 2022
最初は、父役、兄役、番台蛙と聞いて家族なのかと思ってしまったのですが、全く意味が違いました。(笑)
彼らは油屋で働く従業員で役職者。
それぞれに、どのような仕事を任されているのか詳しく見ていきましょう。
父役
ハク以外の従業員の中で一番地位が高く、部長のような立場ですね。
従業員には偉そうにしていますが、上司である湯婆婆にはペコペコしています。
兄役
父役の次に偉い人で、課長的な立場。
ナメクジ女と一緒にカオナシに飲み込まれたのが、この人です!
千が、カオナシに”ニガダンゴ”を食べさせたことで、無事吐き出されました。
番台蛙
3人の中では一番下で、いわば係長的な存在。
その名の通り、番台に座って、薬湯の札を従業員に渡し、風呂の見張りを任されています。
油屋で働くのは、男衆は蛙で、女衆はナメクジがモデルに。
ほぼみんな同じルックスで同じ制服を着ていますが、彼ら3役は烏帽子を被り、色の付いた服を着ているので違いがすぐにわかります。
社長である湯婆婆の下で働くのは、大変そうですね。(汗)
番台蛙の声の主は?
今日、初めて知ったんだけど、千と千尋の神隠しに登場する番台蛙の担当声優さんって、大泉洋さんだったのね!
そりゃあ、当時は小学生だったし、声優さんになんて興味持ってないからなぁ…。
なんなら、釜爺の声優さんも菅原文太さんだって聞いた時もびっくりしたくらい!#千と千尋の神隠し pic.twitter.com/CS4PUhQST6
— ❄️️秋月ゆう❄ (@Yuu0050) March 25, 2023
番台蛙の声の主は、俳優の大泉洋さん。
全然気が付かなかった、言われてもわからない、など驚きの声がたくさん!
私も全く気が付かなかったひとり、番台蛙のイメージ通りの声で違和感がなく、やっぱり役者さんはすごいなぁと感動しました。
実はこの番台蛙は「声の良さで番台に座ることが許された」という設定があるそうです。
大泉さん演じる蛙が、番台蛙に選ばれたのもわかりますよね♪
ちなみに、父役は上条恒彦さん、兄役は小野武彦さんです。
【千と千尋の神隠し】トカゲ(ヤモリ)が好きな理由を調査!
千と千尋の神隠しのトカゲやんwww pic.twitter.com/49GlCPlNeu
— 🐉ryouya🐉 (@mirimiri_lover) March 23, 2018
物語にたびたび登場し、蛙男が一本欲しいとおねだりをする、あの黒焦げの物体。
あれ実は「イモリの黒焼き」です!
「イモリの黒焼き」は薬になると人気の逸品、とても高価な物のようで、特に男蛙には大人気。
リンが頬を赤らめるシーンもあり、謎が多い「イモリの黒焼き」。
薬になることから、これを好きな男蛙が多くいるという、その人気の理由を調査します!
みんな好きな理由はなに?
0901
ジブリ展
千と千尋の神隠しが1番好きで…どうしてもいきたくて💦行ってきた!
やっぱり世界観とか物凄く好き♡
イモリの黒焼きもあった笑笑🤭
1枚目は銭婆! pic.twitter.com/4qjLwwrhGl— なむい (@Aoi11260724) September 1, 2022
イモリの黒焼きは昔から、“精力剤”や“惚れ薬”と言われ、珍重されていました。
油屋の男蛙たちが、イモリの黒焼きを欲しがるのはこれが目当てというわけです。
千と千尋の神隠しは『キャバクラ』をイメージして作られていたことをご存知でしょうか。
宮崎駿監督と鈴木プロディューサーとの会話から始まったそうで、油屋は『娼婦の館』であるとも言われています。
男蛙が「イモリの黒焼き」を精力剤として好み、欲しがる様子から『娼婦の館』であることをやんわり暗示しているようで、宮崎駿監督の世界観の広さに驚きますよね。
あの串に刺さったトカゲはなにか…お子さんに聞かれて返答に困った…とうい人もいるようです。
確かに、精力剤や惚れ薬になるなんてことは、子供に簡単に説明できませんよね。(汗)
聞かれて困ったときは「高いお薬なんだって」と、答えてあげてはいかがでしょうか♪
味は美味しいの?
☆鈴木敏夫とジブリ展☆
ジブリ制作の裏側や作品に浸かれる世界観が素敵でした😌✨
2003年に公開された千と千尋の神隠しが1番好きです🫡
リン姉さんが持ってたイモリの黒焼きゲットしました🦗#ジブリ展 #鈴木敏夫とジブリ展 pic.twitter.com/5QjoZ21M9Y— 菊地美穂(きくちみのり) (@frecam2022_0399) August 4, 2022
イモリの黒焼きを実際に食べた人は、「カリカリになるまで焼かれていて苦い」、「臭くて食べられない」だそうです。(汗)
千と千尋の神隠しで、イモリの黒焼きを食べていたシーン、ひと口でパクりと食べた様子をみると、美味しいものを“味わって”食べている感じはなかったですよね。
イモリの黒焼きは、江戸時代から精力剤として売られていたもの、今でも都内では漢方薬として売られています。
薬として食べるものですから、美味しいものではないのでしょう。
リンが頬を赤らめたのは、イモリの黒焼きの効能を知っていたからだったのですね。
まとめ
ジブリ好きからしたら激アツすぎた😭❤️🔥
イモリの黒焼き!!
ジブリは千と千尋の神隠しが一番好きです!! pic.twitter.com/94MrSAO8DM— Aika (@londonboyaika) September 16, 2023
千と千尋の神隠しに登場する番台蛙とは番頭の意味があるのか、父役とは何か、たくさんの疑問がありましたが、謎は解けましたね。
私もずっと気になっていたのですが、今回の調査により番台蛙は番頭ではなく、その名の通り”番台に座っている人”だとわかりました。
そのほかにも父役、兄役がいて、家族ではなく役職の名前でしたよね。(笑)
そして、彼らが好きなトカゲのようなヤモリのような、あの黒い物体は、イモリの黒焼きでした!
トカゲとヤモリ、そしてイモリは形が似ていますが、トカゲとヤモリは爬虫類、イモリは両生類と種類が違うので覚えておくと面白いかもしれません♪
2024年1月5日に日本テレビの金曜ロードショーで、千と千尋の神隠しが放送されますので、番台蛙、父役、兄役に注目です!