「千と千尋の神隠し」に登場する、見た目にインパクトがあるキャラクターの3兄弟(頭三つ)。
怖い見た目とはうらはらに、緑の顔で首だけが飛び跳ねながら「おい」としか言わない姿がなんとなく愛くるしく感じるのは私だけでしょうか。笑
その緑の顔で首だけの姿はまるで妖怪のようですが、名前は知らないという方も多いのでは?
モデルとなった妖怪もいそうですが、その正体も気になるところ…。
そこで今回は、【千と千尋の神隠し】3兄弟(頭三つ)の名前は何か、モデルとなった妖怪の正体も解説します!
Contents
【千と千尋の神隠し】3兄弟(頭三つ)の名前は?
千と千尋の神隠し。
湯婆婆。
頭大きいぁ〜。 pic.twitter.com/IZzL0TSsGw— カーラ (@kalla225) June 10, 2023
湯婆婆の部屋にいた緑の顔をした三つの頭は、いつも一緒にいます。
そんな彼らの名前は「頭(かしら)」といって、物語の中ではあまり語られないキャラクターでもあるんですよね。
不思議で謎が多いキャラクターですが、そもそもなぜ湯婆婆の部屋にいたのでしょうか。
そこには、湯婆婆が油屋で経営者としての思いが隠されているのかもしれないんです。
一体どういうことなのか、詳しく見てみましょう!
名前は「頭(かしら)」
千と千尋の神隠しゾーン👵🏼
これもまた再現度がかなり
高いと思われ‼️😆👍
かしらがピーマン🫑みたいw
湯婆婆の裏側も見れたけど
何かこれ…立ってる?www
契約書に千尋の名前が
入ってたり実物を見たら
湯婆婆デカいんだな〜🤣
これの直ぐ隣りかに
ハウルの動く城の巨大な
足が展示されてたわ😃… pic.twitter.com/Q6AJfdYsv3— がちキャラ・ウルフェン🌏 (@tonbori_wolfen) June 16, 2023
緑の頭の3兄弟の名前は「頭(かしら)」で、それぞれに名前がついているわけではありません。
3つの頭をひっくるめて「かしら」という名前なんです。
頭だけしかない姿で目がギョロッとしており、映画館で見たときは正直気持ち悪いと思ってしまいました…。笑
それに加えて首だけで飛び跳ねたり、ゴロゴロ転がったりと謎行動が多すぎますよね。
千尋が湯婆婆の部屋に入ってきたときは、威嚇するように攻撃していましたが、「おい、おい」と言いながら跳ねるだけで頼りない感じでした。
確かに見た目は怖いですが、一部のファンからは人気があり、3兄弟グッズも人気があるみたいですよ♪
湯婆婆の部屋にいるのはなぜ?
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湯婆婆に仕える緑色の頭「カシラ」が
貯金箱になって登場!✨迫力のあるサイズでお金もたっぷり入ります😆💎
3体合わせて飾るとまるで湯婆婆のお部屋のよう!?存在感がありますね…👀
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¥2,640
(*1体のお値段です) pic.twitter.com/TDdyfJui5m— ジブリがいっぱい どんぐり共和国【公式】 (@ghibli_dongurep) December 13, 2021
見た目は怖いけど、どこか頼りない雰囲気をかもしだしているかしらですが、そもそも湯婆婆の部屋にいることが不思議ですよね。
かしらがゴロゴロ転がる姿は、まるでダルマみたいではありませんか?
実はダルマは縁起がいいものとして伝えられており、そのダルマのような形で置かれているのではないかと言われているんです。
「七転び八起き」「無病息災」「家内安全」といった意味がダルマに込められており、ダルマのようなかしらを部屋に置くことで自分の身の安全を守っているのかもしれません。
また、緑のダルマは「健康長寿」「身体健勝」という意味もあるため、油屋の経営者として健康に気を使っていたことがうかがえます。
頼りなく見えたかしらでしたが、湯婆婆にとってはなくてはならない存在なのでしょう!
【千と千尋の神隠し】モデルとなった妖怪の正体も解説!
最近妖怪板絵にこっていますが、おそらくいちばん古い作品がこちら。
およそ20年前に描いた舞首。
個人蔵
表現が若々しいですね(*^^*) pic.twitter.com/s0FydU1uBq— 怪人ふくふく妖怪画家🌐 (@fukufukuzou) December 21, 2023
かしらのモデルとなった妖怪「舞首」というのは有名ですよね。
この妖怪は3人の武士が酒に酔って言い合いになり、そこからエスカレートして刀の斬り合いになった結果、お互いの首を切り落としてしまったのだとか。
また、他にもモデルになったのではないかという人物もいますので、そちらも合わせて妖怪「舞首」について解説していきますね!
モデルの妖怪「舞首」の正体は?
仲の悪いおっさんたちの首がくっついた妖怪、舞首。竹原春泉『絵本百物語』より。 pic.twitter.com/z2mqxhcNuz
— 柴田ゆう (@oekakishibata) August 21, 2019
3兄弟のモデルとなった妖怪「舞首」は、江戸時代に作られた奇談集「絵本百物語」にも記されています。
鎌倉時代の寛元年間、伊豆で行われていた祭りの夜に3人の武士が酒に酔っ払い、そこから言い合いになってしまいました。
その言い合いがエスカレートし、刀での斬り合いまでに発展。
お互いがお互いの首を切り落としてしまい、死んでしまうのです。
よっぽど3人はお互いを許せなかったのか、死んでもなお首だけで争いを続けていたんだとか。
それが「舞首」という妖怪の話で、3人の武士が首を切り落としたというのも映画に出てくる「かしら」と一致しています。
「おい」としか話せないのも、かしらの顔が武士のような顔をしているので、「舞首」がモデルというのはほぼ間違いないのではないでしょうか。
映画の舞台は神様や亡くなった人もいる世界なので、怨念を持つかしらがいてもおかしくはないですよね。
他にもモデルとなった人物がいた!?
もののけ姫のゴンザと千と千尋の神隠しのかしら似てるから好き(*’ー’*)w pic.twitter.com/tZa4oOIUWl
— カビゴンすき (@Kabigon320) July 21, 2023
実は他にもかしらのモデルになったのではと噂されているのが、もののけ姫に登場する「ゴンザ」なんです。
確かにヒゲの感じや、表情を見てみるとそっくりですが…。笑
ジブリ作品は、似ているキャラクターや同じキャラクターが登場することがありますよね。
特にジブリファンは、そういった似ているキャラクターを発見することで「もしかしてこのキャラをモデルにしてるのでは?」と思ってしまうのでしょう。
ネットではゴンザだけでなく、実際にいる人物にも似ている人が多くいるため、覚えやすい顔であるといえますね♪
まとめ
ちょーリアル🤩
湯婆婆の頭デカいよ😆 pic.twitter.com/tgQ1jlsaFj— ロンポタちゃりだー🚲 (@RonPota_san) June 25, 2023
今回は、【千と千尋の神隠し】3兄弟(頭三つ)の名前は何か、モデルとなった妖怪の正体も解説しました!
「千と千尋の神隠し」に登場する緑の顔の3兄弟(頭三つ)の名前は「かしら」。
緑の顔で首だけのキャラクターで謎も多くありましたが、モデルとなった妖怪は「舞首」という説が濃厚です。
妖怪「舞首」の正体はケンカの末に死んでも憎み合ってできた首だけの妖怪というのも、話だけ聞くと少し間抜けに思えますが…。笑
「千と千尋の神隠し」には個性的なキャラクターがたくさん登場するので、モデルとなった人物や妖怪など調べてみると新たな発見があって楽しめるのも映画の醍醐味ですよね!
そんな「千と千尋の神隠し」が2024年最初の金曜ロードショーで放送されるので、ぜひ怖くもどこか癒しもあるかしらに注目して見てみてはいかがでしょうか♪