天空の城ラピュタ

ラピュタの「ソドムとゴモラ」とは?ラーマヤーナやインドラの矢の年代はいつの時代? 

ラピュタ ソドムとゴモラ
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誰もが知るジブリ映画の名作といえば天空の城ラピュタでしょう!

ラピュタでは、機械工の少年パズーが、飛行石を持った少女シータを助けたことで、帝国復興の野望を持ったムスカと争うことになりますよね。

そんな、悪役のムスカは、ソドムとゴモラや、ラーマヤーナインドラの矢など、普段では聞いたこともないようなセリフを言っており、わからないまま映画を見ていませんか?

ぴよ吉
ぴよ吉
そうなんだよ!何言ってるか全然わからなかった。

実際、この用語がわからなくても物語を見るのに支障はありません。

ですが、用語の意味や年代がいつの時代なのかがわかると、ラピュタがさらに面白くなるんですよね♪

なので今回は、ソドムとゴモラや、ラーマヤーナ、インドラの矢がどういう意味で、年代がいつの時代のものなのか詳しく見ていきましょう!

 

【天空のラピュタ】「ソドムとゴモラ」について解説!

この作品では、ドーラなど印象的なキャラクターも多く、人気キャラクターが多い作品ではありますが、その中でも悪役のムスカは、絶大な人気を誇るキャラクターですよね♪

ムスカは、数多くの名言を残しており、ラピュタを知らない人でも、ムスカのセリフだけは知っているほど、有名なセリフも存在します。

ぴよ吉
ぴよ吉
たくさんの名言があるよね!未だに大人気なのもうなづける!

そんな、印象的なセリフが多いムスカですが、セリフを聞いてもよくわからない単語がありませんでしたか?

日常生活では、ムスカの言う単語を聞いたことがないと言う人も多いことでしょう。

その中でも、まず最初に解説していくのが「ソドムとゴモラ」という単語です。

この、ソドムとゴモラというのは、旧約聖書に登場する都市なのですが、より詳しくソドムとゴモラについて見ていきましょう!

 

「ソドムとゴモラ」は旧約聖書に登場する都市だった!

ラピュタで、悪役として登場するムスカのセリフに、ソドムとゴモラというセリフがありますが、これは旧約聖書に登場する都市の名前です!

ソドムとゴモラというセリフは、ラピュタの光線を発射した際に、その光線がソドムとゴモラを滅ぼしたものだと語られていました。

この都市は、旧約聖書において、現在の死海の南部にあったとされていますが、実際に存在したのかはもちろん不明です。

ですが、ラピュタの世界においては、この都市が実際に実在し、ラピュタの光線により滅んだという歴史になっている様なんですよね!

ぴよ吉
ぴよ吉
聖書の話が現実だったらっていう感じなのか!そう考えて聞くと面白い!

なので、古代の知識があるムスカは、ラピュタの光線を放つ際に、歴史的な話として、ソドムとゴモラを紹介したというわけです。

では、このソドムとゴモラは、そもそもなぜ滅ぼされることになったのでしょうか?

次は、ソドムとゴモラが滅ぼされた理由について見ていきましょう!

 

キリスト教における天罰の具体例になっている!

ソドムとゴモラは、旧約聖書において、神の怒りを買い、天から硫黄と火によって滅ぼされたとされています。

実は、この都市は悪徳の町と呼ばれており、堕落と性欲に塗れた最悪な町だった様なんですよね。

その結果、神が天使を送り込むのですが、この天使までも犯そうとする堕落っぷりにより、天の火が降り注いだというわけです。

旧約聖書の中では、この町に起きた出来事が、天罰の具体例として扱われており、堕落や乱れた性に対して、教訓を与える内容となっていました!

ぴよ吉
ぴよ吉
想像以上にひどい都市だったんだね。天罰が降っても仕方ないのかも。

ラピュタでは、この内容が本当にあった出来事として語られており、ラピュタの光線が天罰という扱いになっているんですよね。

さらに、都市伝説的なお話の中には、ソドムとゴモラは実際にあり、古代の超兵器により本当に滅ぼされたなんて説もあります。

この説も元に、ラピュタが古代の超兵器として、ソドムとゴモラを滅ぼしたとなっているのかもしれませんね!

 

【天空の城ラピュタ】ラーマヤーナやインドラの矢の年代はいつの時代か解説!

ラピュタには、ソドムとゴモラのように、日常生活では馴染みのないセリフが多くありますが、他にも聞きなれないものがありました!

それが、ラーマヤーナとインドラの矢というセリフです。

このセリフは、ソドムとゴモラと同じく、ラピュタの光線を発射する際に、ムスカが発言したものですが、難しくてわからなかった人も多いのではないでしょうか?

ぴよ吉
ぴよ吉
ラーマヤーナもインドラの矢もさっぱり。意味を教えてくださーい!

まず、ラーマヤーナというのは、ラーマ王子とヒンドゥー教の神話が書かれた作品であり、紀元前3世紀頃に書かれたと言われています。

また、インドラの矢というのは、マハーバーラタに登場する神、インドラの雷のことだと言われているんですよね。

次は、ラーマヤーナとインドラ矢について、詳しく見ていきましょう!

 

ラーマヤーナやインドラの矢が記されている年代は紀元前3世紀頃!

ラピュタで、ムスカがラーマヤーナや、インドラの矢など、聞きなれないセリフを言っていますが、このセリフはどちらもインド神話に関係するものです。

まず、ラーマヤーナというのは、紀元前3世紀頃に作られたとされており、ラーマ王子とヒンドゥー教の物語が記された作品なんですよね。

そして、インドラの矢というのは、マハーバーラタに登場する神、インドラの雷を差していると思われます。

なので、ムスカのセリフが、実は微妙に違うということになり、ラーマヤーナとは別の物語である、マハーバーラタの内容が混在していました。

ぴよ吉
ぴよ吉
ムスカが間違えているのかな。これは真相が気になるところ。

そのため、インド神話に詳しい人からすると、物語も違えば、インドラの矢でもないということで、一部指摘もあっている様ですね。

ですが、ラピュタの世界観は、現実と全く同じではないため、混在していることが正解かもしれませんし、我々にはわからないことになっています。

とにかく、ラピュタというのは、旧約聖書ではソドムとゴモラを滅ぼし、インド神話では、神の雷として描かれるすごいものだと言いたかったのでしょう!

 

ラピュタはインド神話にインスピレーションを受けた作品!

ラピュタは、ソドムとゴモラなど、旧約聖書にも影響を受けていますが、インド神話に最も強くインスピレーションを受けた作品だと思われます。

ラーマヤーナやインドラの矢など、インド神話にルーツを持つセリフが、ムスカからありましたが、実はインド神話に関わるものはセリフだけではありません!

この作品には、ラピュタという空を浮かぶ城が登場しますよね?

実は、インド神話においても、ヴィマナという名前で、同じ様なものが存在するんです!

さらに、ラピュタのヒロインであるシータと、インド神話に登場するラーマ王子の妻と同じ名前であり、シータという名前は、インド神話から来ていることがわかりました。

ぴよ吉
ぴよ吉
シータもインド神話から来てたんだね!じゃあインド神話からすごい影響を受けてるのは間違いない!

そして、物語の構成や、ストーリー展開なども、インド神話に近いものが多く、インド神話にインスピレーションを受けていることは間違い無いでしょう!

天空の城ラピュタという物語は、インド神話をベースに、旧約聖書や北欧神話などを織り交ぜ、宗教の要素を多く含んだ作品だったということがわかりました。

 

まとめ

今回は、ラピュタの悪役ムスカのセリフから、ソドムとゴモラや、ラーマヤーナ、インドラの矢などについて調査し、年代がいつの時代なのかなど解説していきました!

まず、ソドムとゴモラというのは、旧約聖書に登場する都市であり、悪徳の町として神から天罰を受けたとされています。

ラピュタでは、この天罰で使用された天の火こそが、ラピュタの光線ということになっていましたね!

さらに、ラーマヤーナやインドラの矢などは、インド神話から来ているセリフで、年代としては、紀元前3世紀頃に作られたと言われています。

そして、いつの時代かだけではなく、インドラの矢が、本当はインドラの雷であり、ラーマヤーナには登場しないこともわかりました。

ラピュタという作品は、インド神話を中心に、様々な神話を融合させることで、壮大かつ神秘的な作品になっているんですね♪

ぴよ吉
ぴよ吉
神話や都市伝説、人間ドラマまで色んなものが合わさって名作になってるんだね!勉強になったよー♪

次に、ラピュタを鑑賞する際は、神話について意識しながら見ると、より一層楽しめそうです!