ミラベルと魔法だらけの家

ミラベルと魔法だらけの家をネタバレ考察!結末&最後の黒幕は誰?

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2021年に公開されたディズニー映画【ミラベルと魔法だらけの家】

南米コロンビアの「エンカント」を舞台にした、魔法を使う大家族の絆を描いた物語です。

一見すると、王道の家族物語に思えますが実は黒幕といえる人物が登場します。

その正体は家族の中のあの人!

黒幕である理由もネタバレしながらひとつひとつみていきましょう。

また、気になるラストの結末もネタバレ解説していきます。

【ミラベルと魔法だらけの家】を見たけれど黒幕が誰かわからない、ラストの結末で何を伝えたかったのかわからないという方も、これを読んで一緒に考察してみてくださいね。

 

【ミラベルと魔法だらけの家】「黒幕」は誰?

黒幕の正体は…ミラベルのいとこ、ドロレス

赤いターバンとチョーカーが特徴的なかわいい女性キャラですね。

ぱっと見家族の一員として役立っているように見えますし、ミラベルと対立しているのは祖母のアルマなのであまり黒幕としては目立たないかもしれません。

ミラベルは魔法の崩壊を食い止めようとしますが、ドロレスにとっては魔法がなくなると都合がよかったのです。

ドロレスがどんな行動をしているか、またその理由も解説していきます。

 

黒幕はドロレス!の理由を調査

黒幕のドロレスはなぜミラベルをこっそり邪魔しているのでしょうか?

その目的は、マドリガル家の魔法を崩壊させることでした。

ドロレスがどんな動きをしていたか見ていきましょう。

 

ミラベルが魔法が使えないことを街の子どもたちに言う

ミラベルだけ魔法を授からなかったため、劣等感を抱いていることは家族のみんなが知っています。

魔法を使えないことを知らない子どもたちをなんとかはぐらかそうとするミラベルですが、さらっとばらしてしまうドロレス。

マドリガル家の中で唯一魔法を持っていないミラベルに意地悪な気持ちがあるようにみえますね。

 

ブルーノの予言を大事なシーンでばらす

失踪した叔父ブルーノの部屋から持ち出した予言の欠片には、ミラベルが魔法の家カシータを崩壊させるようなイメージが描かれていました。

それを得意の地獄耳で聞いたドロレスは、長姉イサベラと婚約者マリアーノの大事なプロポーズの席でばらしてしまいます。

このトラブルが崩壊の決定的なきっかけとなってしまいました。

 

ブルーノの行方を知っていたのに言わなかった

ブルーノは失踪後、家の壁の中でずっと過ごしていました。

呟きが聞こえてくる・いつも彼の声が聞こえてたなどと作中でも歌っているように、ドロレスは彼の行方を知っていたようなのです。

ブルーノは未来を予言する魔法でみんなから腫れもの扱いされていました。

ドロレスも何か予言をされて、その内容が気に入らなかったのでしょうか。

その情報を長い間誰かに共有することはなかったようです。

このように、ドロレスはあらゆる情報を持っていながら、秘密にしておく情報、みんなに知らせる情報を自分の都合でコントロールしていたことになります。

そもそも、なぜドロレスはミラベルの邪魔をして魔法を崩壊させようとしていたのでしょうか?

 

魔法がなくなりドロレスには好都合だった?

街や家族にとって魔法は便利なものでしたが、ドロレスにとっては邪魔なものだったといえます。

彼女が授けられた魔法は「聴力の魔法」。

冒頭ではミラベルが、遠くの歌も聞こえるとドロレスを紹介しているシーンがあり、街の建物が小さく見える丘の上からも歌が聞こえている様子です。

また、お祝いの花火のシーンではびっくりして耳を塞いでいることから、聞く音、聞かない音のコントロールはできません。

騒がしいパーティーにも積極的に参加していない様子。

家の中ではもちろん誰が何を話しているか丸聞こえ。

聞きたいこと、聞きたくないこと、情報の取捨選択の自由がないのです。

ぴよ吉
ぴよ吉
便利な魔法っていうより不便な呪いみたいだね…

それから、ドロレスはイサベラの婚約者マリアーノに恋心を抱いていました。

長姉のイサベラが家柄のいいマリアーノと結婚することはマドリガル家にとって大切なことだったのです。

でも、魔法がなくなってマドリガル家の力が失われたら?

家同士の結婚は意味を失います。

ドロレスにとっては、魔法がなくなったほうが好都合だったのです。

 

【ミラベルと魔法だらけの家】ラストの結末をネタバレ解説!

結論からいうと、カシータは崩壊して魔法も失われてしまいました。

ミラベルはなんとかそれを食い止めようとしますが、ドロレスのように魔法がないほうが好都合な人物もいます。

一方でアルマは家族と地域の平和を守るために頑張っていましたが、そのプレッシャーを背負いきれない家族も中にはいることがミラベルによってわかってきました。

決して家族の思いがひとつではない状況でどのようなラストを迎えるのでしょうか?

 

魔法の家『カシータ』が崩れた理由を解説!

カシータが崩壊したのは家族がバラバラになってしまったからといえそうです。

そしてその原因は自分なのだと、アルマ自身が語っていました。

ミラベルの祖父であるペドロの命と引き換えに生まれたエンカントの地とカシータを失いたくないあまり、家族に厳しく接して気持ちを聞こうとしなかったのです。

アルマはこのことに気づき、ミラベルを傷つける言葉を言ったことを謝り、ふたりは和解します。

ぴよ吉
ぴよ吉
このシーンは泣けた!涙で溺れそう…

その後、街の人たちと協力してもう一度家を作り直したマドリガル家。

最後のドアノブをミラベルが差し込むと、魔法は蘇り失われた奇跡がまた戻ってきました。

カシータの崩壊から復活までをみていくと、本当に大切なものをもう一度思い出し、マドリガル家のみんながひとつになるための儀式のようにみえますね。

 

伝えたいことは…奇跡は目の前にある!

奇跡=魔法の力、その力を授かるマドリガル家のことでしょうか?

魔法のおかげでエンカントの街は平和に守られているし、マドリガル家も街の人々に必要とされ慕われています。

けれど魔法がなくなったら?その恩恵がなくなったら奇跡はなくなる?

【ミラベルと魔法だらけの家】のラストでは、魔法を失っても支え合う家族とエンカントの人々が描かれています。

一度は失ったけれど、またみんなで未来を積み上げていく。

目の前にある当たり前のように思える奇跡を大切にしながら、魔法とともに生きていく。

そんなメッセージを感じますね。

 

まとめ

【ミラベルと魔法だらけの家】の黒幕はドロレス、というネタバレ解説をしてきました。

なんでも聞こえてしまう魔法から解放されて、マリアーノと結ばれたい!

という黒幕ドロレスの望みは、魔法は復活してしまいましたがラストで恋を成就させました。

支え合うパートナーが隣にいることもまた魔法のような奇跡ですね。

ぴよ吉
ぴよ吉
前向きで明るいエンディングだったね!

【ミラベルと魔法だらけの家】のラストの結末もネタバレ解説しました。

家族の心が離れてしまったことでカシータは崩壊し、魔法も失われてしまいましたが、もう一度みんなで心をひとつにしたことで見事に復活。

大切なものを見失わないために奇跡はある、と感じる結末でした。

他にも考察要素は盛りだくさんなので、ラストの結末の捉え方が人によって違うのもよい映画の要素ですね。

ぜひ画面に散りばめられた細かい演出にも注目して見てみてくださいね。