宮崎駿監督が手掛けるジブリ長編アニメーション2作目の「風の谷のナウシカ」。
約40年経った今でも人気で、ジブリの代表作の一つと言える作品ではないでしょうか!
映画では、暴走する王蟲を止めるために自らを犠牲にしてしまったナウシカでしたが、その後王蟲によって蘇り、風の谷には平和が戻ったところで終わりました。
しかし、原作漫画ではその結末に続きがあり、巨神兵オーマと腐海の最後も描かれています。
そこで今回は、風の谷のナウシカ原作漫画の結末と、巨神兵オーマと腐海の最後を解説しますので、ぜひ最後までご覧くださいね♪
※原作漫画や映画のネタバレを含みますので、ご注意ください!
Contents
【風の谷のナウシカ】原作漫画の結末は?
風の谷のナウシカを
思い起こす。
ドロドロに溶けた巨神兵が、
火炎放射を放つ。
ガムシャラに
突き進むオームの群れ。
アメリカ・ウクライナと
ロシアのようだ。大切なことを忘れている、
命を慈しむこと。#命の尊厳pic.twitter.com/kAU9nuZTkz— 平和への道@彡トシピコ彡 (@toshipiko1) June 15, 2023
「風の谷のナウシカ」は、原作漫画で完結していて映画でのストーリーは漫画の序盤にあたります。
原作漫画での結末は、ナウシカたち現生人類や新人類は旧人類が作った人造人間であるだと知り、腐海で汚染された環境が浄化される間、旧人類たちは腐海の森で眠っていることを知りました。
そしてナウシカは旧人類が眠っている墓所へ向かい殲滅するというのが、原作漫画の結末です。
それでは詳しい結末を解説していきますね!
原作漫画の結末を解説!
マンハッタン計画はオカルティスト・オッペンハイマーによる、ゴーレムの生け贄の儀式だった。
原爆はそれ以前の時代から既にあった。
格納容器Jumboに入れられたゴーレムの赤子を核の炎で焼いたのである。「風の谷のナウシカ」の巨神兵はそのオマージュ。 pic.twitter.com/s2qQhIivTr
— TweedleDee (@Tweedle37035313) June 11, 2023
土鬼(ドルク)との戦いに参戦するナウシカは、旧人類の計画を知ってしまい、旧人類が眠る墓所を破壊することを決めます。
旧人類の墓所は、神に近い存在。
しかしナウシカは、旧人類の計画は生きるもの全てへの侮辱行為だとして、墓所を旧人類と共になくすことが未来のためだと決断しました。
現生人類が浄化された世界で滅び、何も持たない新人類が浄化された新しい世界で暮らす未来をナウシカは拒んだのです。
そして、トルメキア軍と土鬼との戦争は終結し、平和が訪れましたが、結果的に新人類は絶滅。
ナウシカたち現生人類もいずれ浄化によって滅ぶ運命を辿るのでした…。
旧人類の計画とは?
風の谷のナウシカ 宮崎駿
噂には聞いていたものの、ここまで壮大な作品とは。
腐海とそこに生きる生命の謎を求めて風の谷を後にしたナウシカは、遥か遠くへ、遠くへ。
12年の歳月をかけて描かれた物語は、映画版の原作部分を小さな出発点として、広大無辺の想像力の大海を渡っていく。#読了 pic.twitter.com/P7BGkUL6Gp— ポンポロポンポン (@bonbonkaobon) June 18, 2023
この物語の舞台となっているのは、瘴気という毒を出し続ける腐海の森。
実は腐海による浄化だけでなく、1000年前に巨神兵によって焼き払われた最終戦争「火の七日間」も旧人類がわざと引き起こした戦争だったのです!
汚染された旧世界を巨神兵に焼き払わせて、腐海によって浄化させたのちに、遺伝子を組み替えた戦う本能もない新人類を目覚めさせるというもの。
なんとナウシカを含む現生人類や王蟲までもが、旧人類が造った人工生物だったのです。
現生人類や王蟲は、汚染された世界でも生きていけるように造られ、「毒がないと生きられない体」になっていました。
そのことから、現生人類は浄化されたあとの世界では生きることができず、滅亡する運命。
新人類と現生人類が争うことがないように、旧人類は滅亡するようにプログラムされていたんですね…。
浄化された世界で現生人類は生きることができないので、新人類が旧人類を目覚めさせるために造られた存在でもあるとも言われています。
【風の谷のナウシカ】巨神兵オーマと腐海の最後を解説!
いつも思うけど、腐海の胞子って目の粘膜から入らないのかな💀
来月ナウシカ放送されるから楽しみ。
ジブリ映画で一番好き( ˙꒳˙ )#風の谷のナウシカ pic.twitter.com/44sQKJbYVi— 🥋🏋️♂️アルカード🎹💰 (@N_Alucard_) June 16, 2023
土鬼とトルメキアとの戦争で、ナウシカが戦いを辞めるよう訴える中、土鬼の皇兄ナムリスは巨神兵を復活させてしまいました。
しかし、巨神兵はナウシカのことを母親だと思い彼女と共に行動を共にしますが、墓所でナウシカの願いを叶えるため墓所を攻撃しますが、力尽きてしまいます。
腐海は、旧人類が作り出した汚染した世界を浄化するための生態システム。
世界の汚染がなくならない限り、腐海の森もなくなることはないでしょう。
巨神兵オーマはナウシカの願いを叶えるために…
こんなに世界中で困ってるのに都合よくワクチンがすぐに出来るならすでにいろんな難病の特効薬が出来てるはず。
スペイン風邪の結末は集団免疫だったようにウィルスとある程度共存するしか前に進む方法はない。
ナウシカの結末も腐海の森との共存だったはず。 pic.twitter.com/AkI8nKW99A
— 鳳梨飴☺︎ (@pain04280704) April 29, 2020
ナムリスによって復活した巨神兵でしたが、アスベルから受け取っていた秘石をナウシカが持っていることに気づくと、ナウシカのことを母親だと勘違いしてしまいます。
ナウシカも巨神兵のことは危険な存在だとしながらも、母親としたい一緒に行動する姿を見て「オーマ」と名付け自分の子供のように接しました。
ナウシカは旧人類が眠る墓所を破壊するため墓所に向かいます。
そして巨神兵オーマは、ナウシカの願いを叶えるために墓所を破壊しようと攻撃。
しかし、墓所も迎撃システムが備わっていたため、巨神兵と墓の激しい砲撃戦が起こりました。
墓所の破壊に成功した巨神兵オーマでしたが、迎撃により受けた砲撃が致命傷となり、力尽きてしまうのです…。
ナウシカはとても悲しみ、死んだオーマのそばにいたいと身を置くのでした。
腐海はそのまま存在し続けている!
全世界の教科書となるべき名作『風の谷のナウシカ』。
「漫画ではアニメの結末後の世界も描かれていて、後半はより一層話が濃くなっていくんです。現代、特に今のような状況の中で読むとかなり考えさせられます」。 https://t.co/Un7NxQCMFe pic.twitter.com/k8OFSJr6nf— VOGUE JAPAN (@voguejp) May 10, 2020
結論から申しますと、腐海はその後も存在し続けているでしょう。
腐海は旧人類が作り出した汚染された世界を浄化するための装置。
世界の汚染を浄化するまでは消滅することはないと思われます!
原作漫画の中では、腐海は過去の科学者たちが人工的に造った植物ということがわかっています。
恐らく、完全に浄化されるまであと数千年はかかるでしょうね。
まとめ
徳間書店から刊行されたアニメージュ・ゲーム文庫♪
風の谷のナウシカと天空の城ラピュタのゲームブックで、上2冊はアニメージュの付録♪
「巨神兵を倒せ」はアスベルと共闘やクシャナと戦えたりします♪
「天界の迷宮」は城内探索やラピュタが崩壊しない結末も♪
ジブリ好きにはたまらない作品です♪ pic.twitter.com/CyjCjWZ043— ぽぽろん (@poporongamebook) March 4, 2023
今回は、「風の谷のナウシカ」原作漫画の結末と、巨神兵オーマと腐海の最後を解説してみました!
原作漫画の結末は、現生人類であるナウシカと新人類は、旧人類の計画によって滅亡する運命…。
それでもナウシカは、旧人類の思惑にはのらずに破滅の道を選びました。
ナウシカの決断により平和は訪れましたが、その決断が正しかったかは今でも難しい判断ですよね。
復活した巨神兵オーマは、旧人類が眠る墓所を破壊することがナウシカの願いだと攻撃をしましたが、迎撃に遭い最後はナウシカに見守られながら力尽きました…。
オーマはナウシカのことを母親だと思っていたことから、最後までナウシカの願いを叶えることに必死だったのだと思います。
そして腐海はその後も、世界の汚染がなくなるまでこの先何千年も浄化し続けることにでしょう。
2023年7月7日に「風の谷のナウシカ」は金曜ロードショーで放送されます!
この記事を見てから見てみると、ナウシカの最後の思いが伝わってくるのではないでしょうか♪