風の谷のナウシカ

ナウシカの元ネタはギリシャ神話?モデルとなった伝説や文明も紹介

風の谷のナウシカ 元ネタ
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ジブリ映画の中でも不屈の名作「風の中のナウシカ」は外せない作品ではないでしょうか!

ナウシカが戦争に巻き込まれながらも、自分たちが作られた意味を知り、どう生きるかを考えさせられる物語ですよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
難しい内容だけど学ぶところがあるんだよね。

そんなナウシカですが、実は元ネタはギリシャ神話ではないかという噂があるのはご存知でしょうか?

そのモデルとなった伝説がどんなものがあるのか気になりますが、どんな文明だったのかも気になるところ。

ぴよ吉
ぴよ吉
ナウシカは神様がモデルってこと!?

そこで今回は、風の谷のナウシカの元ネタはギリシャ神話なのか、モデルとなった伝説や文明もご紹介していきますね♪

 

【風の谷のナウシカ】元ネタはギリシャ神話?

物語に出てくるナウシカはとても母性が強く、美しく勇敢な女性でしたよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
信念も持っている憧れの女性だよ!

実は「風の谷のナウシカ」の元ネタは、ギリシャ神話「オデュッセイア」に出てくるナウシカという王女だったのです。

彼女もまた、ナウシカのように高貴な身分であるのに優しくて芯の強い女性だったんだとか♪

それではギリシャ神話「オデュッセイア」について詳しくみていきましょう!

 

元ネタはギリシャ神話「オデュツセイア」!

「風の中のナウシカ」の主人公ナウシカの元ネタとなったのは、ギリシャ神話「オデュッセイア」に登場するスケリア島に住むパイアキア人の王女ナウシカ

ぴよ吉
ぴよ吉
元ネタのナウシカも治めていた人の娘だったんだね!

物語の中でのナウシカも、風の谷の族長の娘でもありましたね。

パイアキア人は元々、スケリア島の近くに住んでいたのですが、原住民からの制圧から逃れるために王の指揮のもと、スケリア島に移住してきたのです。

この民族は神々と同族であったため、捧げ物をすると彼らが現れて宴を一緒にしたと言い伝えられているのだとか。

とても多くの富を持っており、戦争などの争いごともない豊かな生活を送っていたそうですよ。

ぴよ吉
ぴよ吉
風の谷も争いがなくて平和だったよね?

パイアキア人は海の民でもあったので航海を仕事としており、鳥の飛ぶような速い船も作っていて、彼らに知らない海はないそう。

このことから、王女ナウシカもいるパイアキア人は航海に優れた民族でもあったため、「風の谷のナウシカ」にも出てくるメーヴェも、ここを元ネタにしているのかもしれませんね!

ぴよ吉
ぴよ吉
メーヴェも小型なのに素早い動きですごかった!

 

王女なのに侍女と一緒に洗濯をしていた?

映画のナウシカは、族長の娘でありながら誰にでも分け隔てなく優しく、尊敬されていました。

ギリシャ神話に出てくる王女ナウシカも、高貴な身分にもかかわらず彼女に仕える侍女たちと同じように、一緒に洗濯や雑用などの仕事をしていたんだそう。

ぴよ吉
ぴよ吉
彼女もきっと色んな人たちから好かれていたんだろうな〜。

時間があればすぐに、身分関係なく人々の輪の中に入って一緒になって遊んでいたりしたそうで、こういった行動が映画のナウシカと似ていますよね♪

そんな親しみがある王女でしたが、時には王女らしく判断力が優れていて、知的で強い女性としてもギリシャ神話には描かれています!

 

【風の谷のナウシカ】モデルとなった伝説や文明もご紹介!

「風の谷のナウシカ」にはモデルとなった姫が2人います。

1人は先ほど述べたギリシャ神話に出てくる王女ナウシカですが、もう1人は平安時代の「堤中納言物語」に収録されている「蟲めずる姫君」の蟲愛づる姫

どちらとも映画のナウシカと似た共通点がたくさんあり、興味が湧きますよね!

ぴよ吉
ぴよ吉
どんな共通点があるんだろう?

また蟲愛づる姫においては、この時代の風習を無視しした身なりになっており、自然体でいたんだとか。

王女ナウシカが生きた時代は、地中海渓谷文明とアトランティス文明が敵対関係にあり、核戦争を起こしてしまったのだそう。

もしかすると、モデルとなった2人の姫の時代を「風の谷のナウシカ」に盛り込んだのかもしれませんね!

ぴよ吉
ぴよ吉
どっちの時代背景が気になる!

 

モデルとなった2人の姫!

モデルとなった2人の姫でもあるギリシャ神話に出てくるナウシカと、堤中納言物語の蟲愛づる姫ですが、2人にはナウシカと共通しているところがあるんです!

ぴよ吉
ぴよ吉
王女ナウシカは切ない恋をしたらしいよ。

それでは、2人の姫のことを詳しくみてみましょう♪

 

ギリシャ神話「オデュッセイア」の王女ナウシカ

先ほど王女ナウシカがどんな人か説明しましたが、実は彼女は映画ナウシカと同じように世話好きの優しい女性でした。

そんな彼女が服を洗ったり、友達と遊んでいる時にビーチでオデュッセウスと出会います。

彼はポセイドンが送った嵐と3日間戦った後、瀕死の状態でナウシカの住む島に打ち上げられていたんですね。

彼は裸で飢えており、毛深いことからナウシカの周りの人たちは怖がり逃げ出します。

ぴよ吉
ぴよ吉
そりゃ裸で血だらけの男がきたら怖いよね…。

しかしナウシカだけは、気にせずオデュッセウスを助けて世話をしました

彼と過ごすうちにナウシカは彼のことが好きになりましたが、彼は故郷に妻と子供がいることを、そして故郷に帰りたいことを伝えます。

しかしナウシカは、彼を引き止めることはせず、最後まで彼のために尽くし故郷へと送り出したのです。

ぴよ吉
ぴよ吉
映画のナウシカも同じ行動をしただろうね。

 

堤中納言「蟲めづる姫君」の蟲愛づる姫

宮崎駿監督は誰とでも仲良くできる王女ナウシカから、蟲愛づる姫を連想したと言っていました。

王女の身分を気にせず遊んだりすることが、平安時代のお姫様なのに虫を愛し、子供たちと虫を捕まえたりして遊ぶところが似ていただからだそう。

ぴよ吉
ぴよ吉
お姫様なのに虫好きとは変わってるかも…。

映画のナウシカも族長の娘でありながら、住民や虫とも心を通わせる優しい女の子。

2人の姫に共通するのは、身分は違えどそれは関係なく、誰でも分け隔てなく接することができるところではないでしょうか♪

 

映画と共通した文明もある?

王女ナウシカが生きた時代は、現在の地中海の底にアテネ人によって作られたアテネ世界という地中海渓谷文明が存在していたそうです。

ポセイドンが作ったとされるアトランティス文明と敵対しており、核戦争を起こしたその模様がギリシャ神話やインドの神話などに、さまざまな物語として受け継がれているのだとか。

ぴよ吉
ぴよ吉
映画でも巨神兵を使った核戦争を起こしてたもんね…。

ちなみに平安時代の上流階級の女性は、眉を整え顔を白くし、小さい眉を描くというのが普通でした。

しかし蟲愛づる姫は、その当時の風習を無視し、髪を耳の上にかきあげ、眉毛も生やしたまま。

お歯黒の風習もあったのですが、それもしないで自然体で過ごしたそうですよ!

ぴよ吉
ぴよ吉
自分の意思を尊重したんだね!

 

まとめ

今回は、風の谷のナウシカの元ネタはギリシャ神話なのか、モデルとなった伝説や文明もご紹介してみました!

「風の谷のナウシカ」のナウシカは、ギリシャ神話に出てくる王女ナウシカが元ネタとなっていたんですね。

王女ナウシカも、王女でありながら分け隔てなく友達や市民と一緒に遊び、平和な毎日を過ごしていたんだそう。

ぴよ吉
ぴよ吉
誰とでも仲良くする姿はまさしく映画のナウシカだよね!

そんな時に神のお告げからオデュッセウスと出会い恋に落ちましたが、別れることに…。

別れることになっても気丈に最後までオデュッセウスに尽くしてたのが女子らしい。

モデルとなった2人の姫、「王女ナウシカ」と「蟲愛づる姫」。

誰にでも優しい王女ナウシカから、虫好きの蟲愛づる姫が連想されたんだとか!

ぴよ吉
ぴよ吉
2人ともお姫様なのに飾らないのがいいよね♪

王女ナウシカの生きた時代も、違う文明同士の核戦争が起こっていたようで、その模様がのちに様々な伝説となって語り継がれているようですね。

改めて「風の谷のナウシカ」の元ネタを見てみると、他にも似たようなところや共通点があるので、ギリシャ神話や蟲愛づる姫君を読んでみるのも楽しいかもしれませんね♪