コクリコ坂から

コクリコ坂からの原作結末はどんな感じ?映画版との違いは?

コクリコ坂から 原作
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「コクリコ坂から」と聞くと、ジブリ作品の映画を思い出す方が多いのではないでしょうか。

実は映画「コクリコ坂から」の原作は少女漫画となっていて、原作と映画には多くの違いがあるんです!

ぴよ吉
ぴよ吉
少女漫画が原作だったの!?

原作と映画に多くの違いがあると、ラストに向けてのストーリーに影響して結末も変わってしまったのかも気になるところ。

登場人物の恋愛内容もどのようなストーリーになっているのかも、原作を知らない方からしたら気になりますよね!

ぴよ吉
ぴよ吉
どんな違いがあるのか教えて!

そこで今回は、「コクリコ坂から」原作漫画と映画の違いは何か、結末や登場人物・恋愛内容も比較してお届けいたします♪

 

【コクリコ坂から】原作漫画と映画の違いを徹底調査!

映画「コクリコ坂から」は、海と風間俊の恋模様や当時の日本の生活や文化を描いたところが、多くの人から愛される作品。

しかし、原作漫画となった「コクリコ坂から」とは違う作品といっても良いほどあらゆる設定の違いがあるんです。

その違いは、主にこちらの4つが挙げられます。

  1. 主人公・海の性格
  2. 原作にカルチェラタンは出ない
  3. 時代背景
  4. 海と俊の仲をよく思っていないキャラがいる
ぴよ吉
ぴよ吉
主人公の性格から違うって結構大きく設定を変えてるね!

それでは詳しく見ていきましょう!

 

原作と映画の違いを解説!

先ほどお伝えしたように、原作と映画には多くの違いがあります。

その違いを大きく4つに分けて、詳しく解説していきますね♪

ぴよ吉
ぴよ吉
絵から全く違うからかなり違うかもしれない…。

 

①主人公・海の性格

映画「コクリコ坂から」での海は、コクリコ壮で一緒に住んでいる下宿人や家族にも文句を言わず、家事や食事の準備をしてコクリコ壮を1人で切り盛りしていましたよね。

風間俊に好意を寄せる一方で、積極的にアプローチするわけでもありません。

しかし、原作ではメザシばかりを出す海に、魚嫌いの祖母に叱られるなどのシーンが目立ちます。

また、男子にも怒鳴ったりすることもあり、強気で活発なイメージが強いので、映画の清楚で凛とした海とは正反対に感じるのではないでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
海が怒鳴るイメージが湧かない。

 

②原作にカルチェラタンは出ない

映画では風間俊と水沼史郎が主導でカルチェラタンの取り壊し反対運動を行なっていましたよね。

しかし、原作ではカルチェラタンが出てきません

その代わり、制服廃止が学生運動の目的として描かれているのです。

ぴよ吉
ぴよ吉
あの印象的だったカルチェラタンが原作ではないの!?

また、学生運動はしているのですが、それは2人が麻雀で負けて公費を取り返すため、新聞の売り上げを伸ばす自作自演だったのだとか。

映画では頼れる2人が、原作では問題児でもあったようですね…。

カルチェラタンの話は、ジブリではお馴染みの映画オリジナルストーリーだったんですね!

 

③時代背景

映画の時代設定は1963年(昭和38年)、原作は1970年代となっています。

原作では、港町であること以外は建物や都市の名前は重要ではなく、海の日常や学園生活について描かれているのに対し、映画では1960年代の生活様式が描かれているのです。

特に一番大きく違うのは、海の父親の死について。

原作では海の父親は船の遭難で亡くなってしまいましたが、映画では朝鮮戦争中に爆死したというストーリーでした。

こういった1960年代の社会的背景が織り込まれているのは、宮崎駿監督の思いが隠れているのかもしれませんね。

ぴよ吉
ぴよ吉
当時を知らない人に教えてくれているのかな?

 

④海と俊の仲をよく思っていないキャラがいる

海と俊が異母兄弟だと知った俊が、海を傷つけないために別れを告げたり、すれ違うのは同じですが、原作ではその後にひと騒動があります。

俊のことをよく思っていない不良の広瀬真が、あてつけで海と付き合おうとしました。

海も俊に別れを告げられたことでやけくそになり、広瀬と付き合い始めるように。

そのことを知った俊は、海を助けにくるというストーリーなのですが、映画では広瀬の登場はおろか、そのようなストーリーもなく、海と俊がすれ違うのみなんですね。

ぴよ吉
ぴよ吉
原作では少女漫画らしい展開だよね。

 

大きく変更したのはなぜ?

先ほど違いについて解説したように、時代背景や学生運動など大きくストーリーを変更した映画「コクリコ坂から」。

その理由としては、1960年代の時代背景や当時の若者の力強さを、今現在アニメを見ている方たちに見て欲しかったのではないでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
確かに昔の時代のことは若い子たちは知らないことが多いもんね。

言葉や行動ひとつで現代と昭和では意味合いが変わってきますよね。

その価値観が違うのを知るのは楽しいですし、当時の日本を知るのは勉強にもなります!

ジブリ作品があらゆる年代の人たちが楽しめるのは、こういった監督たちの思いがあるのが強いからでしょうね♪

 

【コクリコ坂から】結末や登場人物・恋愛内容を比較してお届け!

映画での結末は、海と俊は異母兄弟ではありませんでしたが、原作でも同じ結末でした。

この結末については、どちらもこれで終わり?という展開なことから、もしかして原作は打ち切りになったのではという説があるようです。

何か大人の裏事情があったのかな?

これだけ多くの違いがあるため、登場人物や恋愛内容もどのように変わったのかわかりやすく解説していきますね♪

 

結末は同じ?

原作と映画の結末を比較すると、設定や話の展開などが変わっている部分はありますが、最終的に海と俊は異母兄弟ではないという同じ結末でした。

ぴよ吉
ぴよ吉
それまでの展開が違いすぎて違う結末になりそうだけどね。

映画での2人は血縁関係がないことがわかり、お互いを特別な存在と意識し合って日常生活に戻ったのです。

原作では、血縁関係がない事実を知ってからは、俊は大学に進み、海については大学に進学したかはわかりませんが、楽しく過ごしているような記述が。

原作漫画が唐突に終わったことから、打ち切り説があるようです。

ぴよ吉
ぴよ吉
結末は同じでも物語自体は別物と思った方が良さそう。

 

登場人物と恋愛内容を比較!

主人公の海は、原作では下宿人・北見北斗(映画では北斗美樹という女性)に憧れを持っていましたが、北海道に引っ越したため片思いで終わりました。

そして海と俊が異母兄弟だということを俊が知り、俊は海に別れを告げたことで海は他の男性と付き合う描写も。

ぴよ吉
ぴよ吉
映画にないストーリーだったからびっくりだよね。

映画での海は、すれ違いはしましたが俊のことを一途に思っていたことが印象深いですよね。

また、海の妹・空も原作と映画と同じで俊に好意を寄せますが、2人の仲を知り身を引きます。

ここで原作での空の恋は終わりますが、映画ではその後水沼と距離を縮めていくようなシーンもありました。

ぴよ吉
ぴよ吉
ここまで違うと原作漫画も気になる!

原作漫画と映画は雰囲気が全く違うので、それぞれで楽しんでみるのも良いのではないでしょうか♪

 

まとめ

今回は、「コクリコ坂から」原作漫画と映画の違いは何か、結末や登場人物・恋愛内容も比較してお届けいたしました!

原作漫画と映画の違いは、海などの登場人物のキャラ設定や時代背景が違うことで、あまりの違いに驚いた方もいたのではないでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
原作の風間俊と水沼は問題児だったのが驚き。

そこには、1960年代の日本の時代背景を今の若者に知ってもらうための、監督からの強いメッセージなのではないかと私は思います!

設定の違いはありましたが、最終的な結末は異母兄弟ではなかったということは同じでした。

登場人物の恋愛内容も、原作には海が他の男性と付き合ったりなど、映画にはない衝撃的なストーリーに興味が湧きますよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
まだ原作を読んでないから今度読んでみよう♪

結末は同じだったとしても、それまでのストーリーが全く別物と言っても良いぐらいなので、一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか!