風の谷のナウシカ

【風の谷のナウシカ】ラストシーンの意味は?その後は腐海に植物が育つことを示唆してる?

風の谷のナウシカ ラストシーン
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宮崎駿監督の、メッセージが込められた作品といえば風の谷のナウシカでしょう!

風の谷のナウシカは、1984年に公開されたアニメ映画ですが、40年近く経った今でも、大人気の名作となっています。

ぴよ吉
ぴよ吉
ナウシカってそんなに前のアニメだったの?最近公開されたって言われても信じちゃいそうだよ!

そんな、風の谷のナウシカでは、ラストシーンが意味深で、どんな意味が込められていたのか気になった人も多いことでしょう。

また、ラストシーンの後は、腐海に植物が育ったのかも、その後が気になるところです。

今回は、風の谷のナウシカのラストシーンの意味や、その後腐海に植物が育ったのか考察していきましょう!

 

【風の谷のナウシカ】ラストシーンの意味は?

風の谷のナウシカは、人類の文明が発展しすぎた結果「火の7日間」という、巨神兵で大地を焼き尽くすという戦争が勃発して、1000年後の世界が描かれた物語です!

人類の発展により、生活は便利になったものの、地球は汚染に耐えられなくなっていきました。

その結果、旧人類は全てを焼き尽くし文明をリセットし、地球を浄化しようと巨神兵や、王蟲、腐海などを作り出したのです!

ぴよ吉
ぴよ吉
壮大な世界観とリアルな人類の末路が調和していてすごい設定だよね♪

そんな、地球の浄化がテーマで、様々な問題定義をしてくる風の谷のナウシカですが、ラストシーンがすごく意味深になっていますよね。

まずは、意味深なラストシーンには、どのような意味があるのか考察していきます!

 

ラストシーンは後に地球が浄化されるという意味!

風の谷のナウシカのラストシーンは、腐海の底にナウシカの帽子と、新しい芽が映し出され、映画が終了します。

このラストシーンから、まるでナウシカが亡くなったお墓のようだと言われ、ナウシカ死亡説が出たんですよね。

しかし、風の谷のナウシカという作品は、原作漫画で映画の続きが描かれているため、ナウシカが死亡したとは非常に考えづらく、墓場ではないと思われます。

ぴよ吉
ぴよ吉
そうだよね良かったー!死んじゃったのかと思って心配してたけど安心したよ!

まず、ナウシカの帽子ですが、これはチコの実を腐海の底で食べた後、帽子を忘れてしまった可能性が高く、ナウシカがチコの実を食べた後だという時系列を示しているんですよね。

そして、新芽はナウシカが食べたチコの実の種か何かが、腐海の底で芽吹き育っていることを表しています。

この二つの事実から、将来腐海が正常な森となり、新たな生命活動が始まるかもしれないという、希望に溢れたエンディングだったのではないでしょうか!

そう考えると、風の谷のナウシカという映画は、将来地球が浄化されるという、ハッピーエンドだったということになりますね♪

 

原作では人間が滅亡する未来が示唆された!

風の谷のナウシカは、映画でハッピーエンドとも取れる意味深なエンディングが描かれ、未来に希望を抱ける演出となっていました。

ところが、原作漫画と映画のエンディングは、解釈が異なるということをご存じでしょうか?

実は、映画の内容というのは、原作漫画の2巻分に、映画オリジナルの要素をプラスしており、原作漫画の一部しかアニメ化されていないんですよね!

ぴよ吉
ぴよ吉
ナウシカに続きがあったなんて。

原作漫画は、全11巻刊行されており、映画公開以降も連載が続けられていました。

そのため、映画の最終回と原作漫画の最終回は、内容が異なるものとなっています。

ナウシカ達は、旧人類と大きく異なる特徴があり、瘴気の中でも生存することができるんですよね。

これは、遺伝子操作によって作られた人類だからこそ、瘴気の中でも生きられるようになっていました。

ですが、ナウシカ達は地球が浄化されると、旧人類とは反対で綺麗な世界を生きられない体になっているんです。

そう考えると、地球が浄化されるのは、とても良いことですが、ナウシカ達にとっては、死のカウントダウンと言っても過言ではありません。

この事実を知ったナウシカは、地球の浄化を選択し、事実をありのまま受け入れ、ゆっくりと人類が滅亡する道を選んだのです!

ぴよ吉
ぴよ吉
ありのままに生きて死んでいくことを選んだんだね。自分達の滅亡すら自然の一部ってことなのかな。

映画では、希望ある終わり方だったのですが、原作漫画ではよりリアルでシリアスな終わり方で、宮崎駿が本当に言いたかったことを伝えている作品になっていました。

 

【風の谷のナウシカ】その後は腐海に植物が育つことを示唆してる?

風の谷のナウシカでは、巨神兵や王蟲、腐海など、人類の進化の果てが登場し、戦争や環境問題など、たくさんの課題を抱えている人類の末路を見ているようですよね。

この作品が、現在進行形の未来を見せているように思わせるからこそ、40年近く経った今でも、多くの人に愛されている作品なのは間違い無いでしょう!

そんな、風の谷のナウシカでは、独自の環境が設定されており、チコの実など、オリジナルの食べ物まで登場します。

ぴよ吉
ぴよ吉
そんなに美味しくなさそうだけどチコの実食べてみたいな!

ラストシーンでは、腐海の底に芽があり、チコの実から生まれた新芽だと考察しましたよね!

次は、腐海に植物が育つのかと、その後の世界はどうなっていくのか考察していきましょう。

 

芽が育ったシーンは腐海に植物が育つことを示唆している!

風の谷のナウシカは、映画のラストシーンで、帽子と新芽が映し出され、将来腐海に植物が育つことを示唆していました!

腐海は、人間が生きられないほどの瘴気を放っており、とても新しい命が芽生える場所では無いとされていましたが、実際には新たな命が芽生えています。

実は、映画では詳しく説明されませんでしたが、腐海というのは人類が作った大地の浄化装置だったんですよね。

これは、原作漫画で詳しく説明されており、生態系の異常などでは無かったことが明かされます。

ぴよ吉
ぴよ吉
腐海も旧人類が作ったシステムだったのか。旧人類すごすぎないかな。

腐海というシステムによって、数千年後には汚染された大地を浄化し、最終的には汚染される前の地球に戻るのでしょう。

つまり、人間が生きていけないほどの瘴気というのは、浄化システムの強すぎる副作用みたいなものだったわけです。

そのため、地球を浄化し尽くし、汚染物質が無くなれば、腐海そのものも正常な森になり、植物が育つ環境へと変化していくことでしょう。

腐海が、まさか旧人類の遺産だったとは、映画でしか見ていない人には驚きの事実でしたね!

 

その後は人類が再び文明を発展させると予想!

腐海は、地球を浄化し終えた後に、普通の森のように植物が育つと考察しましたが、さらにその後はどうなっていくのでしょうか?

ナウシカ達は、旧人類から遺伝子操作され、瘴気の世界でしか生きられない人類だということを前述しました。

そのため、地球が浄化されてしまえば、ナウシカ達は滅亡すると原作では示唆されています。

ですが、必ずしも滅亡するとも限らないのではないでしょうか!

そもそも、ナウシカ達が遺伝子操作で、瘴気の世界でしか生きられないのであれば、今度は遺伝子操作で、旧人類の遺伝子に戻してあげれば良いと思います。

ぴよ吉
ぴよ吉
確かに!瘴気に耐えれるようになったんだから元に戻せそうだよね!

そうすれば、地球が浄化されたとしても、人類は再び生きていけるはずですからね!

ただし、このような展開になってしまうと、人類は再び過ちを繰り返すかもしれません、

人類は、文明の再興と引き換えに、数多の犠牲を払い手に入れた、浄化された地球を再び汚し、歴史をなぞるように窮地に立たされることでしょう。

そう考えると、ナウシカのゆっくりと滅亡していくという選択肢が、実は最善と捉えることも出来ます。

ぜひ、宮崎駿監督に、風の谷のナウシカから数千年後の未来を聞いてみたいものですね。

 

まとめ

今回は、風の谷のナウシカのラストシーンの意味や、腐海にその後植物が育つのかを考察していきました!

風の谷のナウシカのラストシーンは、ナウシカの帽子と新芽が描かれ、腐海の底で食べたチコの実が発芽したことを表しています。

このことから、ラストシーンの意味が、腐海にその後植物が育つという意味であり、希望に溢れたエンディングだったということがわかりましたよね♪

ぴよ吉
ぴよ吉
ラストシーンだけで色々考察できるナウシカはやっぱりすごい作品だったね♪

原作漫画では、映画で明かされなかった事実や、異なるラストシーンや解釈となっていますので、ぜひ映画が好きな人は、原作漫画も手に取ってみてください!