1984年3月に宮崎駿監督作品の長編アニメーション映画2作目として公開された映画「風の谷のナウシカ」。
映画の中ではナウシカの母についてはほとんど触れられていませんが、ラステルの母のことを「母様…!」と呼ぶシーンが注目されています!
もしかしてナウシカの母なのでは?と疑問に思った方もいたようですが、実際はどうなのでしょうか。
また、ラステルの母とはどんな関係があるのかも気になるところ…。
巷では、ナウシカの母の子供の人数やペジテでの権力はどのくらいあったのか、あらゆる考察であふれていました!
そこで今回は、ラステルの母とは何なのか、ナウシカとの関係や子供の人数・ペジテでの権力を私なりに考察してみたので、ぜひご覧ください♪
Contents
【ラステルの母】ラステルの母とは?
この女性は、ペジテ市の王妃。アスベルとラステルの母親。ナウシカの母によく似ているという設定です。
声優を務めたのは坪井章子さんです。#風の谷のナウシカ pic.twitter.com/V6shOTU8R0— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) December 25, 2020
ラステルの母とは、ペジテのブリックに収容されていたところで初めて出会いました。
そのことから、ラステルの母はナウシカの母ではありません。
ナウシカの母は、ナウシカがまだ幼いときに亡くなっていたのです…。
それは、心がくじけそうなときに自分の母親のことを思い出し、呼んでしまった可能性が高いでしょう。
また、ラステルを助けることができなかったことを悔いていたのかもしれません。
ナウシカの母親ではない!
ラステルの母の声を演じたのは坪井章子さんです🎙。「銀河鉄道999」で主人公・鉄郎の母を演じました。このシーンで、#ナウシカ はラステルの母に、幼い頃に亡くなった自分の母親を重ねています。#風の谷のナウシカ #宮崎駿 #金曜ロードショー pic.twitter.com/qRRRgByjSe
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) December 25, 2020
先ほどお伝えしたように、ラステルの母はナウシカの母ではありません。
ナウシカの母については、映画でも原作漫画でも多くは語られていませんでした。
しかし、ナウシカが幼い頃に「腐海の毒」が原因で死んでしまったのではないかと推測されています!
ラステルの母とはペジテのブリックに収容されていたときに初めて会っているので、そのときの心情から「母様」と呼んでしまったのでしょう…。
ナウシカが「母様」と呼んだのはなぜ?
ラステルはナウシカと同じく16歳。声は冨永みーなさん。ナウシカは途中で応急処置を断念しますが、それは墜落の衝撃でラステルの胸が潰れていたため。 #風の谷のナウシカ pic.twitter.com/gEsipp7BZC
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) January 13, 2017
ラステルの母がナウシカの母ではないということは、何となくわかっていたという方もいるでしょう。
そもそもなぜナウシカは母親でもないラステルの母を「母様」と呼んだのか、疑問ですよね。
それは、ラステルの母と亡くなってしまってもういない自分の母とを重ねてしまったからではないでしょうか。
また、ラステルを助けられなかったことを心のどこかで悔いていて、ラステルの母だと知ったときに「母様…。」と言ってしまったのだと考えられます。
ラステルの母も、ナウシカがラステルを看取ったのを知っていたので、そう呟いたナウシカのことを抱きしめました。
このシーンで、もしかするとラステルとナウシカの母は同じなのでは!と勘違いしてしまった方が多くいたようですね。
【ラステルの母】ナウシカとの関係や子供の人数・ペジテでの権力を考察
ここでナウシカの母親が登場しますが、ナウシカが王蟲の子供を隠していて、大人たちに引き離されるときも、何もしてくれない母を描いてしまったことが、後々までずっと引っかかっていたと、宮崎駿監督は語っています。#風の谷のナウシカ #ナウシカ pic.twitter.com/JqOG7atYJj
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) December 25, 2020
ラステルはペジテの王子で、アスベルの双子の妹。
ラステルの母とナウシカの関係性ですが、娘であるラステルを看取ってくれた恩人という関係ではないでしょうか。
ラステルとアスベルが双子ということで、子供は2人だけなのだろうと予想します。
また、ミトじいがラステルのことを「この方はペジテの王族」と言ったことから、2人の双子は王族でもある王子と姫で、ラステルの母は妃だったのではないでしょうか!
それではもっと詳しく考察していきますね!
ナウシカとの関係は?
ラステルについて語ると「そうだっけ?」と言う反応をする人が多いんだけどなんでだろ
風の谷が救われることにも繋がる重要なストーリーなのに大人になってから見てない人はもう1回ナウシカ見て欲しい
私はいつも母のところで泣く😭#風の谷のナウシカ#映画好きと繋がりたい #島本須美生誕祭2022 pic.twitter.com/S8pmvHoeZ7— R (@suzu_wm) December 8, 2022
ペジテの人たちが蟲を使って風の谷に駐留するトルメキア軍を狙った襲撃を、ナウシカは止めようとしていました。
しかし、ペジテ市長に捕まってしまい、アスベルと一緒にブリッグに収容されてしまいます。
ナウシカは、そこで初めてラステルの母と出会いました。
そしてラステルの母が名乗ったことで「母様…。」というセリフに繋がるんですね!
その後、ラステルの母の協力もあり、ペジテの少女と入れ替わって脱出することに成功しました。
ナウシカがラステルを看取ったこともラスベルから聞いていたので、その感謝の思いからナウシカが脱出する協力をしてくれたのかもしれませんね。
子供の人数・ペジテでの権力を考察してみた!
回想シーンでナウシカの母が登場しますが、この時の母の姿が宮崎駿監督の中でずっとひっかかっており、これがもとで漫画版の最終巻で「(母は)わたしを愛さなかった」という台詞を書いています。#風の谷のナウシカ pic.twitter.com/uGjroy0mKE
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) January 4, 2019
ナウシカとラステルの母とは、全くの他人です。
2人は親子という考察がたくさんあったことから、ラステルとラスベルの双子とナウシカも兄弟と思われそうですが、ラステルの母の子供は双子の2人だけ。
双子が王族で姫と王子なら、ラステルの母は妃ということになるので、ペジテでの権力も大きかったでしょう。
しかし、王族の姫ラステルが攫われたということは、ペジテでの惨状が想像できますよね。
ナウシカの身代わりになってくれたペジテの少女や、ナウシカがラステルの服を来ていたことで死んだはずのラステルと勘違いしたペジテの男の行動から、平和だった頃のペジテを愛してたのでしょう。
ペジテ市が壊滅したことで権力は衰えたかもしれませんが、ラステルを助けようとしてくれた恩人ナウシカの故郷も壊滅させないようにしてくれてるのだと、私は思いたいですね!
まとめ
ラステルの母です…ナウシカ(お母様…涙 くぅ~!この台詞たまんねぇ~!笑 pic.twitter.com/QouWmSDM
— みどり (@0319_mido) May 18, 2012
今回は、ラステルの母とは何なのか、ナウシカとの関係や子供の人数・ペジテでの権力を私なりに考察してみました。
ナウシカとラステルの母とは、全くの他人でナウシカの母という関係でもありません!
ナウシカの母は、幼少期にすでに亡くなっていますが、ラステルの母と初めて出会った時に「母様」と呼んだことで、ナウシカの母という考察が続出したようですね。
そのことでラステルとラスベルの双子とナウシカは兄弟なのではと思われていましたが、ラステルの母の子供の人数は、おそらく双子の2人だけでしょう。
ラステルの家族は王族で、ラステルの母もペジテではそれなりに権力はあったのだと思いますが、姫でもあるラステルが攫われたことでペジテ市は壊滅しつつあると想像します。
「風の谷のナウシカ」は、2023年7月7日に金曜ロードショーでの放送が決定しています!
ナウシカがなぜ「母様」と言ってしまったのか、この記事を読んだ後に見るとまた違う心情が分かるかもしれませんよ♪