思い出のマーニー

マーニーの父親と母親は外国人?久子との関係性も調査|思い出のマーニー

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米林宏昌監督によって、2014年に公開された思い出のマーニー

宮崎駿監督とはまた違った作風で、全体的に不思議な世界観を感じさせるジブリ映画ですよね。

今回はマーニーの父親や母親は外国人なのか、祖母や久子との関係性など、マーニーの周りの登場人物の謎に関して、考察していきます!

物語を最後まで見ても、マーニーの父親や母親は何人なのか、マーニーと祖母・久子などの関係性は謎が残ったままですよね。

そもそもジブリ映画の主人公の容姿が、外国人であるのが珍しい感じがします!

このマーニーの容姿に関して、宮崎駿監督も当初『いまどき金髪の女の子で、お客さんの気を引こうなんて古い!』と怒ったエピソードもあるそうなんです^^;

そんなエピソードを持つ、謎多き物語の思い出のマーニーに関して、今回はご紹介していきます!

 

【思い出のマーニー】マーニーの父親は外国人?

物語の主人公でもあるマーニーですが、終始謎の存在ですよね。

ブロンドヘアに青い目と多くの方が憧れるような容姿ですが(笑)

多くの方がマーニーのルーツについて疑問に思ったはず!

そこでまずはマーニーのルーツを探るべく、マーニーの両親について調査していきます。

 

マーニーの父親はイギリス人?


マーニーは金髪に青い目なので、見るからにアジアではなく西洋の血が入ってることが分かります。

作品の途中で、実際にマーニーの父親が登場するシーンがありますが、アニメの中では父親がどこの国の出身であるかは明かされませんでした。

しかし、本作の原作がイギリスであることから、マーニーの父親はイギリス人ではないかと思われます。

父親の仕事に関しては、欧米の商社で働いているらしく、作品の中に出てくるパーティーの雰囲気を見ても、裕福な環境であることが分かりますね。

一方マーニーの母親はどんな方なのでしょうか?

 

マーニーはハーフで母親は日本人!


前述の通り、思い出のマーニーの原作はイギリス児童文学であることから、マーニーの父親はイギリス人がモデルであることが考えられます。

一方マーニーの母親は日本人で、パーティーでマーニーの父親と出会い、結婚してマーニーが生まれた設定のよう。

このことから、マーニーはイギリス人の父と日本人の母を持つハーフということになります。

アニメでは、別の男性と出かけていく母をマーニーが泣きながら引き止めるシーンや、マーニーを婆やとメイドたちにまかせっきりにしているところなどを見ると、マーニーの母親は淫らなイメージがありますよね。

アニメの中ではマーニーの母親に関して詳しく描かれていませんが、一部ではマーニーの母親は高級娼婦だったのではないかという噂もあるそうです!

 

【思い出のマーニー】祖母や母親・久子との関係性も調査

物語の展開が独特で、序盤はどこかオカルティックな展開をさせる本作。

予測できない展開だからこそ、謎が多いですよね!

そこで、ここからはマーニーの正体を紐解き、周りの登場人物との関係性も調査していきます!

 

祖母や母親・久子との関係性も調査!


映画の終盤で、杏奈の義母から渡された写真から、謎の人物であるマーニーが杏奈の祖母であることが明らかになりました。

ぴよ吉
ぴよ吉
個人的には杏奈が今までマーニーの正体を知らないことが不思議ではあったんですが(;^ω^) 

なので、先ほどご紹介したマーニーの両親は、杏奈の曽祖父母だったのですね!

そして、久子が語るマーニーの生涯のエピソードから、マーニーの娘である絵美里が事故死してしまうことが明らかになります。

つまり絵美里は、杏奈の母親になるんです!

ここで一気に謎だった人物相関図がクリアになりますね ^^

幼いころから両親や家政婦に冷たく接されていたマーニーは、娘である絵美里に上手く愛情を注ぐことができず、関係を修復することもなく絵美里が死別してしまいます。

一方の杏奈も、実母である絵美里を失ったことにより、空虚感から心を閉ざしてしまいます。

このことから、マーニーと杏奈どちらも母娘との関係に苦しんでいたことが分かりますね。

ただ、子供時代のマーニーと杏奈が交流することによって、世代を超えて愛情を受け取り主人公の心を開いていく物語なのです!

ぴよ吉
ぴよ吉
内容が深すぎる…。

だからこそ、里親である頼子を「おばちゃん」と呼び続けていた杏奈が、“母”と紹介したのは感動しました。

 

結局久子は何者なの?


久子は杏奈が住む近所の老婦人で、杏奈と同じく絵描きをしています。

物語の序盤で、久子は杏奈が描いたマーニーの絵を見て、マーニーを昔から知っているかのように物語のキーパーソンであることを匂わせるキャラクターでした。

映画の途中で、マーニーの記憶の回想から花売りの女の子が出てきますが、この少女は久子ではありません。

久子は幼少期には眼鏡をかけていますが、花売りの少女は眼鏡をかけていませんし、マーニーの日記にも「花売り娘と踊った」と書かれていて、久子の名前が書かれていないんですね。

物語が進み、劇ラストでついに、久子はマーニーの友人であることが明らかに。

久子はマーニーが住んでいた湿っ地屋敷の近くに住み、よくマーニーと遊び、自分の描いた湿っ地屋敷の画をマーニーにプレゼントしたようなんです。

ぴよ吉
ぴよ吉
その画が数十年後に真実を紐解く大事なきっかけになるとは、思いもしなかったでしょうね!

久子がマーニーの歩んできた人生を杏奈に語ることで、杏奈の心を開いていく事になりました。

ぴよ吉
ぴよ吉
やはり久子は、物語の鍵を握る重要人物でしたね。

 

まとめ


今回は謎が多いジブリ映画『思い出のマーニー』について、調査していきました。

本記事では、マーニーの父親や母親はどんな人なのか、久子はどんな人なのか、マーニーの周りの登場人物にフォーカスしてマーニーの過去を紐解くことに!

クライマックスでは、久子から語られるマーニーの過去から真実が明らかになり、マーニーが実は杏奈の祖母であることが分かりました。

パーティーのシーンで登場したマーニーの父親が、杏奈の曽祖父だったわけですね。

まさか杏奈も外国人の血が入ってたなんて、気が付きませんでした^^;

ただ、映画の序盤で杏奈の目の色について指摘されるシーンは、杏奈が外国人の血が入ってることを促す伏線だったんですね!

ぴよ吉
ぴよ吉
ジブリ映画は色んな伏線が隠されているから何度見ても飽きないよね…

何かと暗いイメージのある思い出のマーニーですが、本作は世代を超えた母親と娘のつながりを伝える温かい作品だなと強く感じました。

自分の生い立ちが原因で存在を肯定できずにいた杏奈でしたが、久子から祖母であるマーニーの話や、母親である絵美里の真実を知り、全てがほどけて杏奈の心が次第に変化していくシーンは引き込まれますよね。

「この世には目に見えない魔法の輪がある。」

本作のキャッチコピーですが、きっと本作を観ることで、『見えない魔法の輪の内側』のありがたさを感じ、無償の愛に包まれることでしょう。