屋根裏のラジャー

屋根裏のラジャー原作との違いは?映画では描かれないアマンダやラジャーのその後も!

屋根裏のラジャー 原作との違い
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【屋根裏のラジャー】は、2023年12月15日に公開されたスタジオポノック最新作。

前作から約6年経ち、公開延期を経てやっと劇場で見られる日が来ましたね!

ぴよ吉
ぴよ吉
ストーリーもキャラクターも魅力的♪

実は、【屋根裏のラジャー】は『僕が消えないうちに』という小説が原作となっていることはご存知でしょうか。

映画と原作との違いはあるのか、どんな違いなのかが気になりますよね。

また、映画では描かれていないラジャーとアマンダのその後はあるのでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
原作小説を読んだら映画を2倍楽しめるかも!

そこで、【屋根裏のラジャー】の原作との違いや映画で描かれていないラジャーとアマンダのその後について調査しました!

 

【屋根裏のラジャー】原作との違いは?

【屋根裏のラジャー】の原作はイギリス人作家であるA.F.ハロルドの児童文学小説『僕が消えないうちに(原題:The Imaginary)』。

アマンダとラジャーは大親友で、最高の遊び相手。

しかし、アマンダの想像によって生み出されたラジャーは「イマジナリ」と呼ばれる存在で、いつか忘れ去られてしまう運命だった――。

ぴよ吉
ぴよ吉
というあらすじは一緒だね。

映画と原作のあらすじはほぼ同じですが、細かい設定は違う部分も。

具体的にどこが違うのか、ご紹介していきたいと思います!

 

映画と原作のあらすじはほぼ同じ

小説『ぼくが消えないうちに』と映画【屋根裏のラジャー】は、ほとんど同じあらすじでお話が進みます。

私の予想では、アマンダのお母さんリジーとレイゾウコの話がもっと詳しく描かれているのかと思いましたが、意外とあっさりだったと感じました。(笑)

簡単なあらすじはこちら!

ラジャーはアマンダが想像の中で生み出した「イマジナリ」。2人は最高の遊び相手だが、ラジャーはアマンダにしか見えない。

ある日、ラジャーを食べようとするバンディング氏と少女に襲われてしまう。そのときアマンダが事故に遭ったことによって、ラジャーは消えかけてしまう。

猫のジンザンの案内でイマジナリの集まる図書館へ行き、なんとか消えずにすんだラジャー。

しかし、もう一度アマンダに会うためなんとか病院へ行こうと奮闘する。

ぴよ吉
ぴよ吉
ふむふむ、大筋はあんまり変わらないんだね。

ちなみに原作では、ラジャーとアマンダが初めて会ったシーンも描かれています。

映画ではラジャーが生まれて3ヶ月と3週間と3日経っていますが、原作では洋服ダンスの中にいたラジャーと初めて会うところが読めますよ。

また、映画では描かれなかったラジャーとアマンダのその後もありますので後ほど詳しくご紹介しますね♪

ぴよ吉
ぴよ吉
お話の流れは一緒だけど、ところどころ違うんだね。

次に原作との違いを詳しくまとめましたので、一緒にみていきましょう。

 

原作との違いをご紹介

映画と原作の違いについて、詳細をまとめてみました!

これから映画を見る予定の方はネタバレを含みますので注意してくださいね。

ぴよ吉
ぴよ吉
どこが違うんだろ~?
映画「屋根裏のラジャー」 小説「ぼくが消えないうちに」
アマンダは書店の2階に住んでいる 書店はやっていない
アマンダの母リジーは求職中 リジーはパソコンで仕事をしている
アマンダの父は3ヶ月前に亡くなり、それがきっかけでラジャーが生まれた 父はアマンダが生まれる少し前に亡くなっている
ラジャーは生まれてから3ヶ月と3週間と3日 ラジャーは生まれてから2ヶ月と3週間と1日
ジンザンはふさふさな猫 ジンザンはぼろぼろな猫
呼び名が「イマジナリ」 呼び名が「みえないお友達」
ピンク色のカバ、小雪ちゃん ピンク色のティラノサウルス、小雪ちゃん
ガイコツのホネッコ・ガリガリ テディベアのホネッコ・ガリガリ
初仕事でジョン君と宇宙戦争ごっこを楽しみ、ホネッコ・ガリガリはジョン君のイマジナリになる 初仕事でジョン君のところに行くが、怖がられてしまう
エミリーはバンディングに撃たれて消えてしまう エミリーはバンディングに食べられてしまう
アマンダの友達ジュリアのところにみんなで行く ジュリアのところへはラジャーだけで行く
女の子はバンディングに自ら食べられた 女の子はレイゾウコに突き飛ばされてバンディングに食べられた
バンディングはおじいちゃんになって消えてしまう バンディングはおじいちゃんになって記憶を失くし、看護師に連れられる
イマジナリは想像した子どもにしか見えない イマジナリは猫なら見える?(ジンザンはイマジナリではない?)
ぴよ吉
ぴよ吉
結構…違う!!

原作ではラジャーが生まれた理由とお父さんが亡くなったことに関係がありませんが、映画ではその2つを結び付けることでよりお話に奥行きが生まれたのではないでしょうか。

ラジャーとアマンダの約束の意味がわかるシーンで泣いた方は多いのではと思います♪

また、映画のイマジナリたちはラジャーの思いを理解して協力する仲間でしたね。

エミリーやジンザンがイマジナリになった理由についても掘り下げられており、魅力的なキャラクターになっていたのではないでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
原作ではどうだったのかな?

原作のイマジナリたちは映画に比べるとあっさりしている印象ですが、ジンザンは少し扱いが違うようです。

ジンザンは図書館に登場しませんし、はっきりと書かれていませんが猫にはイマジナリが見えていることをほのめかす描写があったので、ジンザンはイマジナリではないのかも…。

原作の最後で、レイゾウコとジンザンの意味深なシーンもありましたので、次で詳しくご紹介しますね。

 

【屋根裏のラジャー】映画では描かれないアマンダやラジャーのその後も!

いつか消えてしまう運命にある「イマジナリ」のラジャーが、最後にはどうなったのか?

映画ではアマンダとラジャーが最後の冒険を始めるところで幕が下りていました。

ぴよ吉
ぴよ吉
やっぱりラジャーは消えちゃうのかな?

原作では、アマンダは退院して学校に通い始め、ラジャー、アマンダ、リジー、レイゾウコの4人で一緒に生活をするシーンも。

しかしレイゾウコは消えてしまい、リジーもラジャーが見えなくなってしまいます。

そんな姿を見ながらいつか消えてしまうことをどこかで受け入れつつ、アマンダと過ごす日々に満足しているラジャーなのでした。

ぴよ吉
ぴよ吉
やっぱり最後はアマンダとの冒険で締めくくられているよ。

 

映画で描かれなかったその後

アマンダは病院から退院した後、再び学校に通い始めます。

ラジャーがアマンダの病院に行くため訪れた友達のジュリアに話しかけると、ラジャーのことはすっかり忘れている様子。

それどころか、ジュリアのお母さんは児童精神科に連れて行ったのだとか…。

ぴよ吉
ぴよ吉
我が子が幻覚を見てると思ったんだね~。

こうして、しばらくの間アマンダとラジャー、リジーとレイゾウコは一緒に生活をしていたんだとか。

しかし、リジーはだんだんとラジャーのことが見えなくなってしまいます。

やがてレイゾウコのことも忘れてしまうことを悟ってか、ジンザンがレイゾウコを迎えに来ました。

ぴよ吉
ぴよ吉
だけど、レイゾウコは図書館へ行かなかった…。

レイゾウコは最後にリジーと再会できたことに満足して風のように消えたのでした。

これを見ていたラジャーも、いつかアマンダが自分を忘れて消えてしまうことを考えたのではないでしょうか。

ちなみにこのとき、リジーはジンザンのことが見えていて飼い猫も反応していましたし、レイゾウコも「ただのネコ」と言っているので、やっぱりジンザンは原作だとイマジナリではないのかもしれません。

 

ラジャーは結局消えてしまうの?

映画でも原作でも、ラジャーが消えてしまうシーンはありません

しかし、人間は忘れるもの、忘れられたら「イマジナリ」は消えるもの。

どんなに楽しくても、一緒に時間を過ごしても、成長するうちに忘れてしまうことって誰にでもありますよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
確かに子どものころの記憶ってかなり断片的…。

ラジャーはまだ消えたくないし、アマンダもまだまだ遊びたいという気持ちでしょう。

それでも、子どもが成長する限り忘れられてしまうことは避けられません。

いつかは忘れられるとわかっていてもレイゾウコのように満足して消える日がラジャーにも来るのかもしれませんね。

ぴよ吉
ぴよ吉
寂しいけど大人になるってそういうことだなあ。

アマンダが大人になるその日まで、ラジャーとアマンダは楽しく過ごすのではないでしょうか♪

 

まとめ

【屋根裏のラジャー】の原作との違いや、映画では描かれないアマンダとラジャーのその後についてお届けしました!

映画と原作を比較すると、大まかなあらすじは一緒ですが細かい設定が違ったり、映画のオリジナル要素もありましたね。

原作との違いで大きな部分は、ラジャーが生まれた理由なのではないでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
お父さんが亡くなったから生まれたっていう設定は映画オリジナルだったよ~。

また、映画【屋根裏のラジャー】では描かれないアマンダとラジャーの気になるその後についてもご紹介しました。

映画でも原作でもラジャーが消える描写はありませんが、いつかは消えてしまうことはイマジナリの避けられない運命です。

それでも、レイゾウコのように満足して消える日まで、ラジャーはアマンダと楽しい時間を過ごすのではないでしょうか♪