もののけ姫

もののけ姫の元ネタは「づりゅっちゅな」?モデルとなった妖怪や宮崎駿の原作も紹介

もののけ姫 元ネタ
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1997年7月に公開された「もののけ姫」ですが、宮崎駿監督の集大成的作品として発表された作品でもあり、日本映画の歴史的興行記録を塗り替えるほどの大ヒットになりました!

ぴよ吉
ぴよ吉
何回見ても飽きない作品だよね♪

そんな「もののけ姫」の元ネタが「づりゅっちゅな」なのではと言われているのはご存知でしょうか。

また、モデルとなった妖怪がいるという噂もあり、日本にはさまざまな妖怪がいますが、どんな妖怪がモデルになったのか気になりますよね!

「もののけ姫」にも他の作品同様に原作があるということで、どのような物語が繰り広げられているのかも気になるところ…。

ぴよ吉
ぴよ吉
原作とは物語が違うことがあるから、どんな原作なのか知りたい!

そこで今回は、もののけ姫の元ネタは「づりゅっちゅな」なのか、モデルとなった妖怪や宮崎駿の原作もご紹介します!

 

【もののけ姫】元ネタは「づりゅっちゅな」?

「もののけ姫」は、古代の日本を舞台に、自然を壊していく人間とそれに対抗する生き物たちとの戦いを描いた作品ですよね。

実はこの「もののけ姫」に出てくるタタリ神の元ネタとなったと言われているのは、群馬県に伝承されている生物「づりゅっちゅな」なんだとか!

ぴよ吉
ぴよ吉
え!実在する生物なの?

物語の中では、名前に「祟り」がついてるので、悪い神のような感じもしますが、実はそんなことない良い神様のようですよ!

それでは、「づりゅっちゅな」について詳しく説明していきますね♪

 

タタリ神は実際にいた!?

物語の中で少年・アシタカが、村を守るためにタタリ神を殺してしまいました。

ぴよ吉
ぴよ吉
それで右腕に呪いを受けてしまったんだよね…。

そのタタリ神の元ネタとなったのは、実際にいたと言われている「づりゅっちゅな」という生き物!

500年以上前に群馬県にあたる場所で、「づりゅっちゅな」という生き物が発見されたという書物が最近見つかったのだとか。

その書物には、それまで深刻だった食糧難が「づりゅっちゅな」が発見されて以来、見違えるように豊作物が育ったということが書かれており、それから「づりゅっちゅな」は、豊作の神として信仰されました。

ぴよ吉
ぴよ吉
めっちゃ良い神様じゃん!

づりゅっちゅなが発見されたとされる4月1日になると、毎年群馬県の一部の人たちが天に向かって豊作のお祈りを捧げているんだそうですよ。

 

「づりゅっちゅな」とはどんな意味?

「づりゅっちゅな」は豊作の神様として崇められていたことをお伝えしましたが、現代では言葉のニュアンスが人気で若者にネット言葉として使われているようです。

ぴよ吉
ぴよ吉
人気あるってどゆこと?他にも意味があるの?

元々は群馬県の六合村で使われている方言なんだそうですが、今では過疎化が進み、その言葉を使っている人は少ないんだとか。

「づりゅっちゅな」は、アムハラ語の「ヅリュッアンチュナマットー」の略としても使われていることがわかりました。

意味は、「来る・来た・ようこそ」など…。

ぴよ吉
ぴよ吉
オタク言葉でもあるんだって。

もののけ姫とは全く関係ないところで、この言葉が使われていることが驚きですよね!

 

【もののけ姫】モデルとなった妖怪や宮崎駿の原作もご紹介!

タタリ神は、神様が持つ荒神としての姿で、本来の姿から憎しみや怒りが引き金となってタタリ神になります。

ぴよ吉
ぴよ吉
タタリ神姿ってトラウマ級だよね。

そんなタタリ神のモデルになったのは、土蜘蛛という日本を魔界に変えようとしていた怪物と言われていました!

そして「もののけ姫」の原案と言われているのが、1983年に発売された「シュナの旅」。

ぴよ吉
ぴよ吉
ジブリの原点でもあるんだって!

まずはタタリ神のモデルとなった妖怪についてご紹介していきますね♪

 

タタリ神は蜘蛛がモデル?

巨大なイノシシに蛇やミミズような妖怪がまとわりついたような姿のタタリ神。

6本足にも8本足にも見えますが、それは土蜘蛛を表しているからだそうです。

土蜘蛛とは、平安時代の源頼光伝説にもでてくる京都の妖怪。

源頼光に退治されたとされる巨大な蜘蛛の化け物として描かれましたが、実際は天皇に服従しなかった部族の別称なのだとか…。

ぴよ吉
ぴよ吉
いわゆる差別用語とか悪口ってことなんだって。

そのことから「もののけ姫」のタタリ神は、憎しみや怒りがきっかけでタタリ神に変わってしまうんですね。

 

原作は「シュナの旅」!

ジブリの原点とも言われている「シュナの旅」ですが、1983年に徳間書店から出ており、全てカラーのイラストと詩文でできた絵本のような本です。

ぴよ吉
ぴよ吉
40年近く経って英語に翻訳されることになったんだって!

チベット民話の「犬になった王子」が元となっていて、登場人物や世界観は「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」と似ています。

ヤックルやミノノハシは「もののけ姫」にも出てきているんだとか!

「もののけ姫」では、自然と人間の厳しい戦いが描かれていて、どうにかして共存できないかアシタカやサンが奮闘しますよね。

「シュナの旅」もシュナの厳しい旅を経て、自分の運命を切り開く様が描かれています。

この作品にも、「もののけ姫」のキャッチコピーでもある「生きろ。」というメッセージが強く込められているのがわかるでしょう!

ぴよ吉
ぴよ吉
いつか「シュナの旅」も映像化してほしいね♪

 

まとめ

今回は、もののけ姫の元ネタは「づりゅっちゅな」なのか、モデルとなった妖怪や宮崎駿の原作もご紹介しました!

もののけ姫に出てくるタタリ神の元ネタと言われる「づりゅっちゅな」ですが、群馬県で500年以上前から伝承されている、未確認生物ということがわかりましたね。

ぴよ吉
ぴよ吉
実際にいたという書物が発見されたんだって!

書物にはづりゅっちゅなは、発見されて以来、その村では豊作になったということもあるんだとか。

もののけ姫に出てくるタタリ神は、怖い生き物に見えますが、元ネタとなったづりゅっちゅなは良い神様だったのかもしれません。

そんなタタリ神のモデルとなった「土蜘蛛」という妖怪は、平安時代の差別的用語として使われていました。

その言われた人の憎しみや憎悪がまとわりついてできた姿が、もののけ姫に出てくるタタリ神ということになるんですね。

ぴよ吉
ぴよ吉
見た目からして憎悪の塊に見えるもんね…。

もののけ姫の原作と言われている「シュナの旅」では、もののけ姫にも出てくる動物や世界観が似ており、宮崎駿監督ワールドを楽しめる一冊。

他にも「風の谷のナウシカ」にも出てくる動物もおり、宮崎駿監督の強いメッセージをこの「シュナの旅」からも感じることができるのではないでしょうか♪