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オペラ座の怪人【結末】の違いは?劇団四季や原作・映画版との変更点をネタバレ解説

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大阪四季劇場で絶賛上演中の劇団四季「オペラ座の怪人」は、「ライオンキング」「キャッツ」に次ぐトップ3に入る人気のミュージカル。

怪人(ファントム)とクリスティーヌ、そしてラウルの三人による三角関係が織りなす、壮大なミステリー&ラブロマンスの物語です。

ミュージカルや映画に何度もなっていてとても有名ですよね。

その物語の内容が、それぞれ原作と変更点があるのは知っていますか?

小説から読んで映画やミュージカルを見ると、あれ?少し違うかもしれないと思うかもしれません。

設定などは変わることもよくあるでしょうが、結末の違いまであるのでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
結末が変わることってあるのかな?

そこで今回は、オペラ座の怪人での結末の違いについて、劇団四季や原作・映画版との変更点をネタバレ解説していきます!

結末までのネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください!

 

劇団四季オペラ座の怪人【結末】の違いは何?

原作「オペラ座の怪人」は、小説から何度も映画やミュージカルになっている作品。

実は劇団四季と原作・映画版では結末が違うのです!

ぴよ吉
ぴよ吉
違うってどうゆうことー!気になる!

そして最後に、怪人(ファントム)とクリスティーヌがキスをするシーンがあるのですが、あのキスにはどんな意味があるのでしょうか。

結末に繋がる大事なシーンですよね。

それぞれ結末がどう違っているのか、またキスシーンは結末にどう繋がっていくのか見ていきましょう!

 

劇団四季と原作・映画版では結末が違う!

前述したように、オペラ座の怪人の原作と劇団四季・映画版では結末が違うということが分かりました。

では、それぞれの結末がどのような結末になっているのかをご紹介します!

ぴよ吉
ぴよ吉
どのくらい違うんだろう?

 

原作の結末

まず原作での結末は、クリスティーヌとラウルを解放したあと、怪人の事を昔から知るペルシャ人に今までのことを話しました。

そして、自分は死ぬことを伝えます。

クリスティーヌに自分が死んだことを知らせるために、記事にしてほしいとペルシャ人に頼み、その通りにしてもらいました。

その後、怪人が死んだことを知ったクリスティーヌは怪人との約束通り、彼を埋葬するため彼の家を訪れます。

そして怪人が拾った失くしていた金の指輪と一緒に埋めました。

これが原作での結末です。

 

劇団四季・映画版

劇団四季・映画版ともにあまり違いがないので、一緒にご紹介しますね。

こちらの結末は、クリスティーヌとラウルを解放したあと、クリスティーヌ1人だけで怪人のもとへ戻ります。

そして、クリスティーヌは怪人に金の指輪を怪返し、彼のもとを去っていきました。

人々が怪人を捕まえるために地下へ来たときには、すでに姿を消したあとだったのです。

猿のオルゴールとマスクだけを残して…。

時は経って、老人になったラウルがオークションで手に入れた猿のオルゴールを手にクリスティーヌのお墓に訪れます。

そして猿のオルゴールを置くとそこには、まだ新しいバラと金の指輪が置いてあったのでした。

こちらが劇団四季・映画版の結末です。

原作では怪人は死んでしまい、劇団四季・映画版では姿を消したようですね。

どちらも悲しく切ない結末でしたが、全くと言っていいほど違う結末でした。

ぴよ吉
ぴよ吉
結末がこんなに違うのはびっくりだね!

 

結末に繋がったクリスティーヌのキスの意味は?

原作では額に、劇団四季・映画版では唇にキスをしました。

キスをする場所はそれぞれ違いますが、そのキスをした意味は同じだと思います。

きっと怪人への同情のような気持ちが入っていたのではないでしょうか。

選択を迫られたクリスティーヌは、もちろんラウルを助けるためにキスをしたのも一つの理由だと思います。

しかしそれだけではなく、慕っていた恩師それ以上の父親のような存在だった人が、悲しい行動を起こしてしまい、子供のように愛していると駄々をこねている姿が哀れにみえたのでしょう。

愛を知らずに育った怪人に「大丈夫、ひとりではないよ」という意味を込めてのキスだと思います。

その思いが届いたのか、怪人は涙を流し2人を解放しました。

ぴよ吉
ぴよ吉
なんとも切なく胸が締め付けられるようなシーン…。

このシーンの解釈の正解はありませんが、見た人によって様々な解釈の仕方を見るのも楽しいですよね♪

 

劇団四季や原作・映画版との変更点をネタバレ解説

先ほど述べたように結末に大きな違いがありましたが、物語の内容にも原作と変更している点もあるようです。

大きく変更されているものは主にこちらです。

  • 怪人の顔の醜さ
  • 怪人の名前
  • 猿のオルゴール
  • 未来の描写

そしてオペラ座の怪人での最後の結末で、結局怪人(ファントム)は死んでしまったのでしょうか。

そちらも合わせて解説してみましょう!

 

劇団四季や原作・映画版との変更点を解説!

大きく変更された4つを、それぞれ詳しく解説していきますね!

ぴよ吉
ぴよ吉
どんな風に変更されているんだろう?

 

怪人の顔の醜さ

劇団四季や映画版での怪人の顔は、仮面に隠れた顔半分ほどの皮膚がただれたようになっている表現でしたが、原作ではもっと酷いことになっていました。

顔全体がただれていて目はくり抜かれたように、そして鼻は穴があいているという結構グロい表現になっているようです。

まさに引いてしまうような顔でした。

 

怪人の名前

劇団四季や映画版では、怪人の名前は一切でてきません。

通称の呼び名として、『ファントム』と呼ばれています。

原作では怪人の事は「エリック」という名前で呼ばれていました。

なぜ劇団四季や映画版では名前がなかったのかは分かりませんが、恐ろしい怪人ということを印象付けるためではないのでしょうか。

 

猿のオルゴール

原作では怪人エリックの命の恩人のペルシャ人が出てきます。

見世物となっていたエリックを助けたのが、ペルシャ人でした。

しかし、劇団四季や映画版ではペルシャ人は出てきません。

ペルシャ人は、エリックが小さい頃から今まですべてを見届けてきました。

そのため、エリックも自分が死ぬ記事を出してほしいとお願いするほど信頼関係は強かったはずです。

そんな重要な役がないのは不思議ですよね。

その役は、猿のオルゴールに託されたのではないでしょうか。

人物ではなくオルゴールという置物ですが、物語の構成上そうなってしまったのかもしれませんね。

しかし劇団四季や映画版では、猿のオルゴールに話しかけたり最後はオルゴールに合わせて歌っています。

原作ではペルシャ人がキーパーソンだったように、この物語でも重要なキーアイテムであることは間違いないですね!

真実は分かりませんが、原作でのペルシャ人同様、猿のオルゴールも怪人と今まで一緒に過ごしてきたのではないでしょうか。

 

未来の描写

原作では、登場人物のその後の話はありません

劇団四季や映画版では、猿のオルゴールのオークションシーンやクリスティーヌのお墓のシーンなどオペラ座の事件後の話の描写はありますが、原作ではどうなったのかは記されていないのです。

なので、分からないだけ色々とどうなったのかを考えるのが楽しくなりますね♪

ぴよ吉
ぴよ吉
色んなところでの変更点があったんだね!違いをみるけるのも楽しみのひとつかも!

 

結局、怪人は死んでしまったの?

原作では、はっきりと埋葬したという死んだことを示唆する表現がありました。

劇団四季・映画版でのエンディングでは姿を消し、その後は姿を見せずにクリスティーヌのお墓にバラと金の指輪が置いてあったとあります。

そのことから、怪人は生きていてクリスティーヌをずっと陰から見守り続けていたのではないでしょうか。

その他にも、すでに怪人は死んでいて意思を受け継いだ子孫が、今もなお見守っている説もありました。

しかし怪人は、ずっとクリスティーヌを愛していたので、この説の可能性は薄い気がします。

ぴよ吉
ぴよ吉
怪人のクリスティーヌへの愛は永遠だね。
オペラ座の怪人 実話 元ネタ モデル ファントム 正体
オペラ座の怪人は実話?元ネタのモデルやファントムの正体も解説!https://youtu.be/5UOXwhvmR40 これまで9回の映画化・ミュージカルは40ヵ国以上で上演された、オペラ座の...

 

まとめ

今回は、オペラ座の怪人での結末の違いについて、劇団四季や原作・映画版との変更点をネタバレ解説してみました!

結末はかなり違いがあったようですね。

原作では怪人は死んでしまい、劇団四季・映画版では姿を消し、その後は分からないまま。

死んだという説と今もなおクリスティーヌを見守り生きている説がありますが、どちらにしても怪人の愛は強く残っているでしょうね。

また物語の内容の変更点は、怪人の醜い顔、怪人の名前、猿のオルゴール、未来の描写の4つでしたね。

怪人の名前がエリックだとは、調査するまで私も知らなかったので驚きました。

愛を知らない怪人がクリスティーヌを愛し、でも愛し方が分からず暴走をしてしまったりと、哀れでもあり切なく悲しいストーリー

最後には、どんな形の愛であれ怪人が愛を知ることが出来てよかったように思います。

理解が難しいところも多くありますが、このネタバレ記事を見て、劇団四季や映画を見てみてはいかがでしょうか♪

ぴよ吉
ぴよ吉
原作の小説も気になる!

劇団四季「オペラ座の怪人」は、大阪四季劇場で上演中!

涙なしでは見られない、とても感動する作品なのは間違いないです。

繰り返し見ることによって理解していき、この作品の魅力にどんどんはまっていくことでしょう♪